前回長くなりすぎて基本編にしたAVHzY C3の使い方続きです。
本命編。AVHzY C3を買うような人が目的としているであろうUSB Type-CのeMarker読み取り機能とかトリガー機能について解説します。
ゆっくりしていってね!
この記事では基本的に充電器やモバイルバッテリーなどの電力供給側を「電源」、スマートフォンやノートPCなど電力消費側を「負荷」と記載します。
eMarker読み取り
ボタンの隣にあるPC接続用USB Type-Cに給電(PCじゃなくて電源でも可)をしている状態でメイン画面でボタンを右長押しするとメス側のUSB Type-Cに刺さっているケーブルのeMarkerを読み取ることができます。C3のオスとメスに刺したケーブルの反対側はどこにも刺さずにフリーにしておいてください。
eMarker読み取りモードになっているときはケーブルを差し替えればそのeMarkerを読んでくれるので次々差し替えて様子を見ることができます
- Power Cap ※許容されている電圧・電流。CT-2では50Vと表示されたのもC3では20Vになってる
- USB Cap ※対応しているUSB規格。
- I.Vconn ※eMarkerなどケーブル内機器の消費電力。
- Alt Mode ※Thunderboltケーブルはその旨が表示されます。DP Altは表記されないようです。
- Vender ※eMarkerチップのメーカー。C3が知ってるのは名称で表示されるが知らないのはID表示になります
- [Passive] ※パッシブケーブル。持ってないけどアクティブケーブルは[Active]になるんじゃないかな?
- FW ※ファームウェアのバージョン。
- HW ※ハードウェアのバージョン。
ちなみにeMarkerで5A対応しているケーブルとeMarkerの無いケーブルでこんな感じで電源の出力通知が変わります(電源によっては変わらない場合もありますが燃えそうで怖い!)
こうやってeMarkerの存在を実感できるのがAVHzY C3のいいところですね!
高速充電プロトコル自動検出機能
AVHzY C3を電源に接続してメイン画面でボタンを左長押しすると確認画面が表示されるので、負荷側に何も接続されていないことを確認してボタンの左右でYesを選択してクリックします。
検出中、負荷側に無理な電圧がかかって爆発炎上する場合があるかもしれないので必ず負荷側には何も接続しないようにしましょう!
しばらく待つとDoneと表示されて対応している高速充電プロトコルが緑色に表示されます。この例だとFCPは9V対応してるけど12Vは対応していないとか分かります。
実際にトリガーを送ってみても対応していない場合は電圧が変わりません。
ただ、自動検出されたのが全て正しいかと言われるとそうでも無いこともありそうなので過度な信頼は禁物です。とはいえ最近はUSB PDがメインになると思うのでPDの対応状況の詳細はトリガー機能で確認してください。
次はトリガー機能について