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DJI Osmo Mobile 7PでXREAL Beam Proの空間ビデオが大活躍しそうな話

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DJI Osmo Mobile 7Pと組み合わせることでXREAL Beam Proの空間ビデオ撮影で人物のトラッキングができるようになるという話です。

はじめに

以前Insta360 Flow Proを買ってまして、電源を入れるだけで手ぶれ補正はできるんですがトラッキング(対象の自動追尾)はInsta360専用アプリでしかできません。そしてXREAL Beam Proの2眼を使った3DカメラはXREAL Beam Proの標準カメラアプリでしか使用できません。

つまり、Insta360 Flow PlusとXREAL Beam Proの組み合わせでは手ぶれ補正はできるけどトラッキングはできませんでした。残念。

2025年2月19日にドローンで有名なDJIから新製品Osmo Mobile 7シリーズが発表&発売があり、上位のOsmo Mobile 7Pにはアプリ不要の「ネイティブトラッキング」を実現する「DJI OM多機能モジュール」が同梱されていると聞きつけて早速購入してみた次第。購入時の価格は18,480円です。

弊ブログでは詳細な機能とか以前のシリーズや他社製品との比較はできませんので、ざっくりXREAL Beam Proとの組み合わせ紹介のみになります。

DJI Osmo Mobile 7P

いわゆる「スマホジンバル」と言われるアイテムで、スマートフォンをカメラとして使う場合に手ぶれ補正をしたり撮影対象を自動追尾することができます。

自撮り棒みたいに伸びたり(7Pのみ7は伸びない)本体に収納された足を出すことで簡易三脚として使うこともできるので、別途三脚を用意する必要無く机に置いて撮影などができます。もちろん1/4インチのネジ穴もあるので一般的な三脚にも取り付けることができます。

で、前述の通りDJI Mimoを使わずにスマートフォンの標準カメラアプリやその他スマートフォンのカメラを使って撮影するアプリでも人物トラッキングができるのが最大の特徴ですね。

DJI Osmo Mobile 7Pに同梱されているDJI OM多機能モジュールはDJI Mic Miniというワイヤレスマイクのレシーバーとして動作してトランスミッターを2台まで接続することができるので、とりあえず単品7,700円のトランスミッターだけ買えばいいのは良いですね。

重量測定

DJI Osmo Mobile 7Pが368.5gでInsta360 Flow Plusが397.0gなので30g差なのですが、持った感じ前者の方が明確に軽い気がします。Insta360 Flow Plusは握りを伸ばして運用するんですがちょっと不安定感があるのでその違いかも知れませんね。

付属ケーブル調査

短い両端L字の「DJI OM多機能モジュール」とスマートフォンを接続するためのUSB 2.0ケーブルと、ちょっと長いデータ線が繋がっていない邪悪な充電専用ケーブルがついてます。充電専用ケーブルは他のと混ざると判別がややこしくなるので箱から出さずに封印しましょう。

ちなみにDJI Osmo Mobile 7Pへの充電は充電器とのやり取りを眺める限りUSB PDではなさそうです。公称10W充電ですが5V2.4Aっぽい?なんにせよイマドキの高速充電になれてるとのんびり感があります。

XREAL Beam Pro

2眼カメラを搭載するスマートフォンっぽいAndroid端末です。ちゃんとPlayストアに対応しているんですが、DJI MimoアプリはPlayストアに掲載されておりませんのでメーカー公式サイトからアプリのapkファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。好かんのでXREALストアにDJI Mimoを掲載してくれればユーザーとしては大変便利なのでご検討いただければ幸いです。

本来はXREAL Air / Air 2シリーズ / Oneシリーズと組み合わせて使うんですが、今回は横に置いておきましょう。

組み合わせ

単純に組み合わせて使うだけなんですが、XREAL Beam ProとDJI Osmo Mobile 7PをBluetoothでペアリングすることで、DJI Mimoアプリを起動せずに「DJI OM多機能モジュール」を使って人物のトラッキングと撮影をすることが可能になります。

カメラに向かって手のひらを見せるかトリガーを引くことでトラッキングが有効(インジケーターが赤→緑)になり、人が動いたらカメラが追尾する様子が上記の動画になります。

カメラに向かってVサインすることで3秒後に撮影を開始する機能もあるので、集合写真でシャッター押してから走る必要もありません。

ジンバル映り込みがち問題

スマホジンバルはなるべく重心が取れるように取り付けるのがセオリーなのですが、XREAL Beam Proは特徴的な50mm間隔のカメラ配置のおかげ中央に取付が困難で中央からずらしても取り付け部分が映り込みがちです。

電源ボタンが押せるギリギリの位置に取り付けると静止画(空間写真)では視野角が広いので右目の右下にジンバルが映り込んでしまいます。動画(空間ビデオ)は中心部分の画素しか使わないので映り込みません。わざわざジンバルをつけて撮影するのは動画がメインになると思うので問題なしと考えても良い…良いですよね?

長期的に見ると左右のバランスが悪い状態はあまり好ましくないとは思いますが、挙動を見ると「そんなにつらくなさそう」なので大丈夫じゃないかなと。

キャリブレーション

なんか水平じゃない気がするな???という時にはDJI Mimoアプリで「ジンバル自動キャリブレーション」を実行します。やや怖い挙動をしますが、基本的にはこれで水平が取れると思います。

それでも駄目なときはその下の「水平ジンバル調整」を行うことで微調整できますが、自動キャリブレーションで駄目なときはなんか他の要因を疑った方が良いような気もします。

おしまいに

繰り返し人物を太字にしていることから分かるように、DJI Mimoアプリを使わないトラッキングは人物のみです。もちろんDJI Minoアプリを使えば置物のような無機物、犬や猫でもトラッキングの対象に設定することができますが、空間ビデオは撮影できません。

陽キャは人間撮影するかもわからんが、我々は人間あんまり撮らんのよ…

あ、小さなお子様を空間ビデオで記録しておくという目的にはとても良いかもしれません。でもうちの子もう小さくないからなあ…

XREAL Beam Proと組み合わせる場合Insta360 Flow Plusよりは明確に良いので需要が合えば買って良いと思いますよ!

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現場からは以上です。

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