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サンワサプライAD-HD26TCはXREAL Oneで問題なく動いた

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落ち着きがなさそうな品番ですが、普通に使えるHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターでした。

結論から

XREAL OneをHDMI出力のある機器で使う場合期待される動作をすることを一通り確認しました。

ファームウェアバージョン15.1.02.150_20250109において、確認した限り2D(固定・追跡)でもワイドスクリーンモードでも問題なく動作しました。

HDMI出力機器をとっかえひっかえ確認してる詳細は下の方を見てください。

なお、購入した個体で手持ちのHDMI出力機器の組み合わせで動作しましたが、当然のことながら全てのHDMI出力機器との組み合わせを保証するものではありません。XREAL OneはフルHDもしくは3840×1080にしか対応していないので、720pまでしか対応していないメガドライブミニのような機器は別途アップスキャンコンバータと言われる機器が必要になります。

はじめに

先日購入したXREAL Oneですが、個人的にド定番になってるPeakDo PK-HD-C-3.0でまともに動かなくてGOOVIS HC2.0などでは動くという困った状況になっておりまして、手持ちのHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターを色々調べてたんですが、値段が高かったりもう販売していなかったりで人にオススメするにはちょっと…というものが多くて頭を抱えておりました。

PC周辺機器業界で名の知れた国内メーカー?販社?であるところのサンワサプライが取り扱っている「HDMIをUSB Type-Cに変換するアダプター」ならそこそこ安価で入手性も良いので試してみようと思った次第。

XREAL One

端的に言うとUSB Type-C DP Alt入力に対応したディスプレイです。ケーブル1本しか繋がらないので映像出力機器側はUSB Type-C DP Alt出力と電源供給などに対応している必要があります。

ゲーム機などはUSB Type-C DP Alt出力に対応していないのでHDMI出力をどうにかする必要があります。

そこで今回のサンワサプライ AD-HD26TCのような「HDMIをUSB Type-Cに変換するアダプター」が必要になるというワケです。

サンワサプライ AD-HD26TC

HDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターです。「映像出力」と「給電」が大変分かりやすい。そこまでするならHDMIコネクタには「映像入力」って書いといて欲しかったですね?

購入時(2025年1月29日)の価格は3,691円でした。

ご覧の通りHDMIケーブルが生えてるタイプなので、一般的な映像出力機器はそのまま刺せるので使いやすい形…ですが、FireTV Stickみたいなオスが生えてる相手はちょっと面倒です。

「給電」はmicroUSB

「給電」はイマドキmicroUSBです。忌々しい。給電能力はメーカー公称2.0Aです。5V2Aで10Wですね。XREAL Oneは公称5V1Aなので適切に給電すれば問題なく動作します。

ちなみにHDMI出力元のPCなどのUSBポートから給電すると「映像出力」に接続した機器とUSB 2.0でデータ通信ができます。つまり、XREAL OneのUSBオーディオ(UAC)で音が鳴るということです。

なお、GOOVIS HC2.0やPeakDo PK-HD-C-3.0と違い、給電がない場合は動作しませんでした。

付属microUSBケーブル

付属のmicroUSBケーブルはごくごく普通のデータ通信できるケーブルです。用途的に当然なんですが、ちゃんとデータ通信できます。

それにつけてもUSB Type-Cじゃないのが忌々しい…

使用例

Amazon FireTV Stick(第3世代)

過去にお知らせした組み合わせをPeakDo PK-HD-C-3.0から置き換えた形になりますが、サンワサプライ AD-HD26TCのHDMIはオスなのでメス-メス変換する必要があります。

XREAL Oneの2Dモードでは問題なく動作しました。ワイドスクリーンモードは非対応です。問題なしといっても60Hzでしか動かないので、動画視聴時に24fpsに合わせてくれるとかはできません。

そういえばこれに使ってたケーブルもサンワサプライでしたね。このケーブルを使うとXREAL OneがUSBオーディオ(UAC)で使用できるので、DPモードへの切り替えが不要でFireTV Stickのリモコンで音量調節ができるので便利です。

なお、これより古い世代のFireTV StickはUSBオーディオに対応していなかったと思うのでその際はDPモードで対応してください。なおリモコンで音量調節ができないのでXREAL Oneのメニューをカチカチして変更する必要があり面倒くさいです。

HDMIのオスとオスを繋ぐアダプターはこちら

常用するかどうかはまた別のお話。

Amazon FireTV Cube(第3世代)

当ブログではHDMI入力のアプコンとしての利用でお馴染みのFire TV Cube(第3世代)ですが、こちらも2Dモードでは問題なしで、ワイドスクリーンモードは非対応でした。問題なしといっても60Hzでしか動かないので、動画視聴時に24fpsに合わせてくれるとかはできません。

上記接続でUACの音が鳴り、リモコンで音量調節もできました。以前Nreal Airで試した時はUACではPrime Videoがエラーになって再生できなかった記憶があるんですが、XREAL Oneは特に小細工せずにちゃんと動画の視聴ができました。

Fire TV Cube(第3世代)の背面にあるUSBポートは給電能力が低いので先日お知らせしたHAGiBiS TPS01のような給電アダプターが別途必要になります。

こんなごちゃごちゃケーブル繋いでまで使う人がいるか?というのはいったん置いといて。

Windows PC

Intel Iris Xe搭載ミニPCや、RTX3060 laptopを搭載したゲーミングノートPC、Intel N100搭載のミニPCで確認した限りUSB Type-C DP Alt接続した場合と意識できる差がないぐらい普通に動作しました。

2Dモードは120Hzまで確認、ワイドスクリーンモードも動作しました。音声もUAC、DPどちらでもOKでした。

PlayStation 5

Ultra HD Blu-rayの再生ができました。もちろん4KじゃなくてフルHDなんですが。普通のBlu-rayやDVDの再生も問題なくできたので、動画再生機としては充分使えると思います。

60Hzと120Hzに対応しているのは基本的にはXREAL Air / Air 2と同じなんですが、XREAL OneはUAC(USBオーディオ)として認識されませんでした。接続後に音声モードをDPに変更する必要があります。これは将来的にファームウェアアップデートで改善するかも知れません。

なお、USBオーディオなのに「HDMI音声(テレビ)」となっているのはAD-HD26TCがEDIDで嘘情報を追加しているからです。他のHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターでもよくあることなのですが、これが原因で出力機器側は鳴らしてると思っているのに音が鳴らないとかありがちです。

USBオーディオとして認識されないのは他のHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターでも同じだったので、AD-HD26TCが悪いとかではありません。

120fps対応ゲームをしてる時だけ120HzになるのもXREAL Air / Air 2と同じ。

PlayStation 5側が対応していないので3840×1080のワイドスクリーンモードや3D SBSモードは対応していません。

そうそう、当然ですがBlu-ray 3Dの再生には対応していません。X1チップこれだけ色々できるんだからちゃんとフレームパッキングに対応してBlu-ray 3Dの再生に対応してくれれば面白いのになあ…

正直PlayStation 5に繋いで常用する人はあまりいないと思いますが、120fps対応ゲームを3DoFで遊ぶなんてことはXREAL Oneでしかできないので以外と需要があるかもしれません。

おしまいに

「繋げば期待したように動く」というのは動いてるときには当たり前になってるんですが、いざ動かない組み合わせに当たるとありがたみを実感する今日この頃です。

かえすがえすも給電がmicroUSBなのが忌々しい。そんなもんは平成に置いてきて!!

ところでパッケージや取扱説明書にHDMIのロゴがないですね。

現場からは以上です。

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