
買ってみたものの…って感じで重量測定とか時間測定をする気にもならなかった逸品?です
はじめに
2年以上前になりますが、電気メガネとFire TV Stickを組み合わせて使うためのケーブルを買ってああでもないこうでもないしたことがありました。
当時最新世代だったFire TV Stick 4K Maxはサンワサプライ 400-MA134-KBと組み合わせることでXREALをUSBオーディオとして使用できたのでFire TV Stickのリモコンで音量調節ができたりなかなか便利でした。
配線の煩雑さと別途モバイルバッテリーが必要ということで実運用するのは大変でしたが…
Lemorele HD200

そんななかHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターでおなじみのLemoreleからバッテリーを内蔵したFire TV Stickを電気メガネで使うケースが発売されてました。
購入時は5,999円でしたが、価格の変動が大きいのと同じ商品が2個登録されていて価格がそれぞれ違うのでご注意ください。
ストラップ付きは気が利いてる。
4千円ぐらいのHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターと2千円ぐらいのモバイルバッテリーが合体した感じ。



外側にある端子は書いてある通り、POWER INとVIDEOです。
電源ボタン長押しで電源が入ります。単機能なケースなの特に書くことがありません。

PSEマークやバッテリーの容量などはケースに記載されていません。「主たる機能が他者への給電を目的としたもの」ではないという判断になるとPSEマークは不要なので許されそうな気もしますが、Fire TV Stickと電気メガネは他社への給電なのでは?という疑問もあります…

取扱説明書にはバッテリー容量5000mAhとだけ記載されています。また、高出力や急速充電対応のアダプターは使用しないことを求められているのでなかなか難しい…
USB PD対応充電器は使うなってことですよね。イマドキそんなことある??
Fire TV Stickを装着


専用品なのでHDMI INにFire TV Stickを差し込んで、microUSBに給電するだけです。
穴が合ってないので差し込みにくいです。単純にケースの出来が悪い。
Fire TV Stick第3世代だとmicroUSB – USB Type-Cケーブルがちょっと長くて捻れてしまい反発力でFire TV Stickが徐々に抜けてしまうという出来の悪さです。
POWER IN 5V/2Aとありますが、実際には5V0.9Aでしか充電できませんので充電にかかる時間より使える時間の方が短いという出来の悪さです。
XREAL Oneとの相性問題あり
以前指摘した問題はそのまま生きてます。XREAL Oneは起動シークエンスに時間がかかりLemoreleの給電がタイムアウトしてしてリセットされてしまうことがあるので、起動したりしなかったりします。
一方的にLemoreleのHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターが悪いというわけではないんですが…
USBオーディオ非対応
Lemorele HD200の内部USB Type-Cはどうやら給電だけらしく、サンワサプライ 400-MA134-KBではできたUSB OTGに対応していません。
そのためXREALではDP音声対応モードへの切り替えが必要になります。
えー、それぐらい対応しといてよって思います。出来が悪い。
おしまいに
どうしてもFire TV Stickを使わなければいけないという強い要望がある場合はしょうがないなあって感じですが、基本的にはやめといた方がいいです。
Fire TV Stickがそれなりに発熱する上にフタ閉めてしまうので1時間ほど使ったらだいぶ熱いなと感じました。さらに携行してポケットやカバンに入れるとなると不安が増します。
具体的な使用可能時間とフル充電にかかる時間は気が向いたら計測するかもしれませんが、バッテリーの不安も大きいので皆様は買わない方がいいかなって思います。
動画視聴が目的であればReyNeo Pocket TV買った方が荷物は減るしちゃんと使えます。XREALのUSBオーディオも対応してます。
電気メガネと組み合わせる動画視聴専用機としてRayNeo Pocket TVは好きです。
現場からは以上です。