電気メガネ

Nreal Airとはなんだったのか。Part.1 発売前夜編

コレを書いてる時点ではまだ未発売なので、手持ちのNreal Lightなどから「まあカメラとか外した廉価版だしだいたいこんなもんだろう」って感じの話です。Nreal Airの実物もまだ見たことありません。
2月14日の発表直後にドコモオンラインショップで予約してるんですが商品確保の連絡も来ないので発売日に来ない気がしますね?

2022/03/06追記:発売から遅れること2日。無事配達されました。予約時には書いてなかったアクティベーションしないと画面が映らないとか楽しいイベントもあって待ってる間も楽しめましたね!

さて、ハードウェアとしてのNreal Airと専用アプリであるNreal Nebulaは分けて考えます。

ハードウェアとしてのNreal Airは以下の3要素の複合USBデバイスです。

  • DisplayPort Altモード対応フルHDディスプレイ
  • USBオーディオ
  • センサー類

細かく言えばUSBシリアルデバイスとしても認識されるとは思いますが今回は主に映像や音に関係する上の2個について。
実機が来たので追記。上の2個以外はUSB HIDデバイスとして認識されますね。

DisplayPort Altモード対応フルHDディスプレイ

画面としては片眼に1枚、両目で2枚ですが、2枚のディスプレイとしては認識されません。コンピューターから見るとDisplayPort接続の1枚のフルHD(1920*1080 60Hz)のディスプレイです。
単純にUSB Type-C DP Alt出力対応端子に接続すればフルHDのディスプレイとして使えます。

光学シースルー型なのですが、色の濃いサングラスという見た目なので装着してみると思ったより外は見えないとでしょう。ある程度暗くないと映像が見えにくいので構造上そういうものだと事前に理解しておいてください。

間違ってもNreal Airを装着して自動車や自転車に乗ったりしないようにしましょう。歩行中の使用も十分に安全が確保された場所以外ではなるべく避けた方が賢明かと。

さて、ディスプレイとしてですが、知る限り3Dモードにする方法などは公開されていないので2万円程度で販売されている一般的なUSB Type-C接続のモバイルディスプレイと同じと考えていいと思います。Nreal Lightでは50センチ離れた先にある14インチディスプレイぐらいの見え方なので、Nreal Airもそれに近い見え方になると思います。ただし、物理的に近づけないディスプレイです。普通の液晶画面などでは小さい文字などを見る時に物理的に顔を近づいてみているんですが、光学シースルー型HMDの場合は顔を近づけようとして近づけません。そりゃそうですよね。眼鏡のレンズに映ってるようなものなので顔動かしても目と画面の距離は近づきません。これが結構なストレスになるので、PCのセカンドディスプレイとして使おうと思っていると大変な失望感を得ることになると思われます。

モバイルディスプレイにはスピーカーも付いてるのが一般的でケーブル繋げば映像だけじゃなくて音も鳴るイメージだと思いますが、Nreal LightはDisplayPortに重畳された音は鳴りません(後述)。
普通、テレビとBlu-rayプレイヤーをHDMIケーブルで繋いだらテレビのスピーカーから音が鳴るじゃない?これはHDMIを流れる映像信号に音の信号が重畳されてるからなんですが、Nreal Lightはその音は使ってくれないんですよね…
Nreal Streaming BoxがNreal AirだけじゃなくてNreal Lightにも対応していることからおそらくNreal Airも同様に鳴らないと思います。

あと、モバイルディスプレイは映像入力にUSB Type-Cだけではなくサイズの小さなHDMIがあり、給電用に別途USB Type-Cポートがあるんですが、Nreal LightやNreal Airは接続がUSB Type-C1本なので出力機器の給電能力が弱い場合は動作しないなどの問題が発生する可能性があります。

なので、最近のモバイルディスプレイではNintendo SwitchにUSB Type-Cで直接接続してTVモードで使用することができる機種もありますが、Nreal Airは給電できないのとドックに偽装もしてくれないと思うのでTVモードで使うことはできません。でもNreal Airのスピーカーから音は鳴ったりするはずです(後述)。

USBオーディオ

前述の通りNreal LightではDisplayPortに重畳された音は鳴らないのですが、マイクが内蔵されているためスピーカーとセットでUSBオーディオ機器として機能します。USB接続のヘッドホンみたいな感じですね。
なので、USB Type-C DP Alt出力に対応したWindows PCに接続すると画像はDisplayPortで音はUSBオーディオとして鳴ります。これはEPSON MOVERIO BT-40も同じ(※イヤホンを接続した場合にのみUSBオーディオ機能が有効になる)です。
ちなみに似たような光学シースルー型HMDであるMADGAZE GLOW PlusもUSBオーディオ機器として機能するんですが、こちらはマイクだけでスピーカーはDisplayPortに重畳された音が鳴ります。こっちの仕組み方が汎用性があって個人的には気に入ってるんですけどスピーカーの音質が酷すぎるのでこっちはこっちで駄目です…

前述のNintendo SwitchはUSBオーディオに対応しているので、Nreal Lightを接続すると音だけ鳴ります。

Nreal Airもたぶん同じように動くんじゃないかと。
このDisplayPortに重畳された音が鳴らないという制限は『余生』を考える際にずいぶんな足枷になるので詳細は以下の記事をお読みください。

USB Type-C DP Altに対応した光学シースルー型HMDの『余生』について考える

つまりNreal Airはどうなの

思ったより透けない、近づいて見ることもできない、場合によっては音も鳴らない…ネガティブなイメージばかりお伝えしてますが、個人的にはスピンバイクでトレーニングするときの暇つぶしとして「軽い」というのはとても大きなメリットだと思います。

スピンバイクでのトレーニングで脂肪を消費するには30分以上漕がないといけないって言うけどしんどいし飽きるのでYoutubeとか見て暇つぶしするんですけど、タブレットとかで見てると家人が寄ってくるから困るんですよね…
じゃあVR的なアレをかぶればいいじゃないって重いし暑いし周りの様子が分からない!!そういうときに光学シースルー型HMDを使うと周りの様子も分かるし自分だけ動画も楽しめるからとても良いんですよ。その用途ではNreal Lightはちょっと重い。MOVERIO BT-40は別にイヤホンが必要だしケーブルの途中にある邪悪な箱がめっちゃ邪魔…

あとは公共交通機関での移動中もいいですね。スマホで見てると隣の人がチラチラ見てくるし、VR的なアレは周りの様子が分からないしどう見ても用語のしようが無いレベルで頭がおかしく見える、Nreal Airは見た目が比較的マシなのでVR的なアレよりは奇異な目で見られずに動画を楽しめるんじゃないかと。仕組み的に外側からなんとなく何見てるのか分かっちゃうので、肌色が多い動画などは避けた方が良いかもしれません。

専用アプリであるNreal Nebulaは「え、ブラウザ並べられるだけ?」とかその対応アプリの少なさに当初は失望すると思いますが、Nreal Airが売れればきっと対応アプリも増える!動画配信サービスがネイティブで対応とかしてくれるといいな!!って思ってます。頑張れNreal!

ああそうそう、ファームウェアのアップデートはNreal Nebulaでやるので対応スマートフォンはどれか持っておいた方がいいかもしれません。うちのNreal Lightは当初右目だけ黒が青くて大変難儀(※)したんですが、ファームウェアのアップデートで解決したので。

※光学シースルー型HMDでは黒が透過色になるので、黒が出ないというのは致命的なのです

ということでNreal Airの現物を見たことないのに想像で語りましたが、だいたい合ってると思います。初めてのUSB Type-C接続光学シースルー型HMDとしてあまり大きな夢を抱いて対応スマートフォンとセットで買うといきなり魔女化するほど心が澱んでしまうかもしれないので、合わなかったらメルカリで売ればいいやぐらいのおおらかな気持ちで発売日を迎えてくださいまし。


届いて現物見たら知らん顔して色々加筆修正するかもしれません。

現物が届けばたぶんPart.2へ続く!!

現場からは以上です。

コメント

  1. […] 先日発売前にNreal Lightから推測したNreal Airの思い出を語りましたが、続編です。 […]

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  3. […] Nreal Airとはなんだったのか。Part.1 発売前夜編 2022/03/02発売日前にどんなもんか予想した話です。Nreal Lightの例からディスプレイとして使う場合に音声がUSBオーディオなのが足枷になると […]

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