USB Type-Cディスプレイ用給電ケーブルについて

GeChic USB Type-C Video and Independent Power Y-Cable(0.5m)

小型液晶ディスプレイを数多く展開しているGeChic製品用の給電ケーブルです。どちらもオス端子。
青いUSB Type-Cをディスプレイ側に接続して、USB Standard Aは5V電源に接続します。
ケーブルは太くて固いので取り扱いしにくいです。50cmが長いか短いかは用途によって感じ方が変わりそう。

USB Cable Checkerで確認するとeMarkerが入ってるちゃんとしたケーブルですが、VBUSはUSB Standard A端子の方に繋がってるので普通のケーブルとしてはたぶん使えません。PDの要求されても実際の給電はどうやっても5Vだと思うのでメーカーの想定外の使用はしない方が良いでしょう。

GOOVIS Type-C Charging Cable for GOOVIS Young

ヘッドマウントディスプレイを数多く展開しているGOOVIS製品用の給電ケーブルです。オスを送り出し機器側に接続して、ディスプレイはメスに繋ぎます。通常の接続の間に挟むような感じになるので分かりやすいですね。
ケーブルがしなやかで取り扱いやすい。全長25cmほどですが、用途的にはちょうど良いかな？

こちらはeMarkerなどは入っていない単純な延長アダプタです。そのわりに高い…でも選択肢がない…

2022/03/07現在、どちらの商品もアマゾンジャパン合同会社では何故か品切れのようです。こんなニッチな専用品を買って何に使うんでしょうか…不思議ですね！

使用例

USB Type-C DP Alt出力に対応しているけれども給電能力の弱く、そのままではモバイルディスプレイを作動させられないSurface Duoに給電ケーブルを使用して出力している様子です。状況によっては便利なこともあるので、なんか使いそうな気がする方は押さえておいてもいいかなぐらいの商品の紹介でした。

追記：充電アダプター情報

2022/05/15 追記
このように、スマートフォンからディスプレイへの電源供給を他の電源からできるようにすることでスマートフォンの電池消費を抑えようということはできますが、スマートフォン側を充電しながら使用するケーブルは見当たりません。
現状筆者が把握しているスマートフォンを充電しながらディスプレイを使う手段がこちら

Thunderbolt 4 Hub

実際に購入して確認した様子がこちら。

Club 3D Thunderbolt 4 Portable 5-in-1 Hub with Smart Power(CSV-1580)を買った話

ポータブルなThunderbolt 4 Hubです。幅12.4cm 奥行き7.4cm 厚さ 1.3cmで重量は165gです。あと巨大なACアダプターと80センチ長のUSB4ケーブル(CAC-1571)が同梱されてます。 Thunderbolt 4機器を何一つ所有していないんですが、とある用途で使えないかなーって感じで購入してみました。

blog.8796.jp

2022.04.19

値段も高いですし、電源としてACアダプターが必要になったり配線が煩雑になったりとあまり嬉しくありませんね…

VITURE One モバイルドック

2022/05/15現在Kickstarterで募集中のVITURE Oneという光学シースルー型HMDとセットで使うモバイルバッテリーとHDMI入力をUSB Type-C DP Alt出力などが一緒になったオプションです。
定価129ドルで、Kickstarterの早割で100ドル。日本円だと13000円ぐらい？

Nintendo SwitchをUSB Type-Cで直接繋ぐと充電しながらTVモードで動作できるというので、スマートフォンをこれに接続すれば充電しながらディスプレイを使えるという話。
なんとディスプレイが2台繋がる！しかもディスプレイはVITURE Oneじゃなくても良い！って書いてたので期待。
筆者は支援しているので届いたらお知らせしますね。

Kickstarterの出荷が終わったら年内に小売りをするとコメントしてたので、そのうち普通に買えるようになるといいですね！

VITURE Oneアドオン

上記VITURE Oneの支援をするとアドオンで購入できるアダプターです。
定価49ドルで、Kickstarterの早割で39ドル。日本円だと5000円ぐらい？

まだ本当に出るかどうかもわからんのですが、これもKickstarterの出荷が終わったら小売りするという話をしているので期待してます。

筆者は支援しているので届いたらお知らせしますね。