「スマートフォンを充電しながら電気メガネを使えるアダプター」シリーズです。
3.5mmイヤホンジャックがついてるのが特徴。AliExpressで3,300円ぐらい。
はじめに
Hibloks AR Hubは以前から散々ご紹介している「スマートフォンを充電しながら電気メガネを使えるアダプター」です。
Rokid MaxやXREAL Air 2などUSB Type-C接続のメガネ型ディスプレイ(電気メガネ)は電力をスマートフォンなど母艦側から得る必要があるんですが、一般的にスマートフォンなどはUSB Type-Cが1個しかないため母艦側のバッテリーがどんどん減ってしまいます。どうにかスマートフォンの充電をしながら電気メガネを使いたいという需要を満たすのがこの「スマートフォンを充電しながら電気メガネを使えるアダプター」類です。
それぞれ特徴があるのでややこしいんですが、現状高速充電重視だとVITURE OneのV1222を買っとけば良いという状況です。
今回のHibloks AR Hubは3.5mmイヤホンジャックがあるのが特徴です。
3.5mmイヤホンジャック
Hibloks AR Hub最大の特徴である「音を有線イヤホンで聴ける」というのはUSBオーディオアダプターとしても動作するということでした。
イヤホンジャックにイヤホンを刺したときにだけ母艦側からUSBオーディオとして認識されます。MOVERIO BT-40などのイヤホンジャックと同じですね。
母艦側からはYTL Audioという名前でUSB接続のモノラルマイクとステレオスピーカーとして認識されます。
つまり母艦側がUSBオーディオに対応していないとどうしようもないので、HDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターで変換している場合は使えないというのは留意が必要ですね。
なお充電器を接続していない状態でも母艦側からの給電で機能するのでUSB Type-Cに接続するイヤホンアダプターとしても使用できます。音の良し悪しはさておき。
デバイスマネージャーの画像に載ってるので参考までに。あまり知られてないんですがRokid MaxはスピーカーはDisplayPortの音声信号を使っているんですが、マイクはUSBオーディオでさらにステレオマイクになってます。Rokid ARアプリで音声コマンドで使われているそうなんですが、実際アレ使ってる人いないと思うから有効に使われてる場面はあまりなさそうですが…
充電性能
一番気になる充電性能はこんな感じ。最大20V5Aで100W、15Vだけ2.6Aで完全にVITURE OneのV1222、V1240と同じです。
接続しているACアダプターはいつも通りAPD-V140AC2を使用しています。
100W通知されるのでROG Allyが30W Turboモードで動作します。
Nintendo Switch対応
VITURE One V1222、V1240同様15V2.6A以上対応のACアダプタが必要ですがNintendo Switchに接続することで電気メガネを接続することが出来ます。
Nintendo Switchでの使用をメインに考える場合は5V給電でも動作するRokid Hubや今度発売されるXREAL Hubを選択した方がいいかもしれません。
ちなみに3.5mmイヤホンジャックにイヤホンを接続した場合、Nintendo SwitchからUSBオーディオとして認識されるのでイヤホンから音が鳴ります。
Nintendo SwitchからUSBオーディオとして認識されないXREAL Air系でも有線イヤホンを繋げばそっちから音が鳴るのは確認しました。
VITURE One V1222と見た目の比較
見ての通りほぼほぼ同じサイズ感。イヤホンジャックがあるからちょっと長いぐらい。
Hibloks AR Hubはアルミ合金なので全面プラスチックなVITURE One V1222と比べるとひんやりして高級感ありますが端子面にピクトグラムがないのは使う時にどっちかな?って裏返さないといけないのがちょっとだるいかな。
おしまいに
基本的にはVITURE One V1222にUSBオーディオなイヤホンジャックがくっついた物品になるので、どうしても有線イヤホン使いたい!という強い意志がある方にはオススメですが、AliExpressでの購入はややハードルが高い感もありますので、広くオススメはできないかなあという印象です。
有線イヤホンを繋げなければUSBオーディオとして認識されないので、あって邪魔になるというほどのモノではないので国内で流通していないちょっと違う「スマートフォンを充電しながら電気メガネを使えるアダプター」が欲しいという方は買ってみてもいいんじゃないでしょうかぐらいでひとつ。
当然ですが有線イヤホンを使用すると電気メガネもケーブルついててイヤホンもケーブルで思ったよりごちゃついた感じなるのであんまり使わなさそうな予感があります。
若干の注意点なのですが、USB HubがあってUSBオーディオがぶら下がってるという立て付けになりますので、接続した電気メガネのUSBのIDが変更されてしまうため場合によっては問題になるかもしれません。
現場からは以上です。