電気メガネ

XREAL Air/XREAL Light/Rokid Max/VITURE Oneの消費電力調査

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令和最新光学シースルー型HMDがだいたい出そろったのでとりあえず消費電力調査でもしてみようかなという話です。

はじめに

以前XREAL AirがNreal Airだった頃に消費電力を調べたことがあったんですが、その後計測機器も揃ったのでちゃんと測り直してみようかな!と一念発起した次第。

ディスプレイとしては全ての機種が有機ELで「白が一番消費電力が多い」ので真っ白な画像を表示して最大輝度から順番に明るさを下げていって測定、真っ黒な画像を表示した状態を測定、可能な場合は画面をオフにした状態を測定しました。

ちょっと前のUSB Type-C接続光学シースルー型HMDは単純だったんですが、最近はボタンを連打したり長押ししたりすると表示モードが色々変わったりと機能が増えてるのでモードごとに消費電力を調べてあります。面倒くさい。

XREAL Air

業界ナンバーワンの販売台数を誇ると評判のXREAL Air(旧Nreal Air)です。

普通に繋いだ初期状態すなわち、通常モードは2D60Hzとして表記してます。2D120Hzは明るさ+ボタン長押しして2回ビープ音が鳴った状態=フルHD120Hzモードです。3D60Hzは明るさ+ボタン長押しで1回ビープ音が鳴った状態=片眼フルHDが2枚で3840×1080の3D SBSモードです。DP60Hzは明るさ-ボタン長押しでビープ音が鳴った状態=フルHD DisplayPort音声モードです。

一番電力を消費するのはベータテストで実装された2D120Hzでした。単純にデータ量が60Hzの倍になるので増えるだろうとは思ってましたが、パネルの120Hz駆動も消費電力に影響して断トツでした。
その次はデータ量はフルHD2枚分な3D60Hz。順当ですね。パネルの消費電力は変わらなくてもMCU(メガネコントロールユニット)などの消費電力が増えているのでしょう。次は2D60Hz。最後はDP60Hzモードでした。DisplayPort音声モードはUSB HID接続のセンサーなどが動作しないようでXREAL Airでは一番消費電力が少なかったです。

普通に動画鑑賞をする際などはDisplayPort音声モードにするとちょっと駆動時間が延びますよという話です。1割も変わらないと思いますが。

XREAL Light

メガネ本体でモード切り替えはできないのでシンプルに2D60Hzだけの測定ですが、とにかく電気食う。パネルの消費電力も多いのでしょうが、付帯機能も多いので圧巻の消費電力でした。

NebulaでARモードにすると3D60Hzでカメラは3個動くしセンサーも動くのでもっと消費電力上がるので、スマホの充電時間調査とかでバッテリーを短時間で空っぽにしたいときに使うと時短になります。

2023年に発表される?という後継機がどうなるか楽しみですね。

Rokid Max

XREAL Airと同じでただ接続したときが通常モードで2D60Hz、音量+ボタン長押しが2D120Hz、輝度ボタン長押しの長押しが3D60Hzモードです。ただの長押しだとハーフSBS 3Dモードになるので注意が必要です。
XREAL Airと同じパネル使ってる?という話だったのであまり差は出ないかと思ったんですが、ちょっとずつ高いって感じですね。

なお120Hzモードにするとダイナミックレンジが制限されてバンディングが発生するということなのでご注意ください。ちなみにXREAL Airは全モードでバンディングが発生します。ここら辺メーカーごとの思想の違いなんでしょうかね。

VITURE One

パネルが小さくて暗いので消費電力も少なめですね。1分放置してたら画面がオフにはずなんですが、テスト時には発動しなかったんで画面オフの消費電力は測定できてません。

おしまいに

手間がかかったわりに地味~~~~なので測定してからここに書くまで2週間近くかかってます。
「そうなんじゃないかな~」がそのまま数字になってるだけとも言えます。つまんない。

XREAL AirのDisplayPort音声モードは接続して通常モードで起動させてから明るさ-を長押しして切り替えないというのを毎回やらないといけないのが面倒なので明るさ-を押しながら接続したらDisplayPort音声モードになるようにしてくださいという消費電力調査とは関係ない話で締めたいと思います。

現場からは以上です。

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