先日予約が開始されたXREAL Beamですが、以前Nreal Streaming Boxのスペックを調べたときと同様に総務省が公表している「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」で出てきた情報を元にスペックを書き記しておこうという話です。
トップ画像は入手後差し替えます。
技術基準適合証明等を受けた機器の検索
総務省電波利用ホームページから検索できます。
この210-211262_01_003.pdfを目を皿のようにして読み解いていくという作業です。
SoC
4コア、Cortex-A55でGPUはMali-G52。前作がRK3229でCortex-A7、Mali-400MP2だったのでかなりパワーアップしてます。特筆すべきはVideo inputに対応しているところですね。
RF Chip
Wi-Fi5でBluetooth 5.0。前作がRTL8821CEだったのでスペックはあんまり変わってないのかな?
RAM
FORESEE FLXC2004G
LPDDR4X 4GBのようです。前作DDR3 1GBだったので大幅増です。ミドルよりちょい下なAndroid端末ぐらいですね。
eMMC
FORESEE FEMDNN032G
32GB。ここら辺は相変わらずeMMCなんですが、前作8GBだったので4倍に!アプリ入れて~とかやりだすと心許なくなりそうな予感はあります。
Type-C/DP1.4a to MIPI
これが今回のキモ。USB Type-C DP Alt入力をMIPIに変換するチップ。有線入力を映像と音声にバラしてSoCに入れて3DoF加工してからXREAL Airに出力するための入口だと思われます。
これだけならおそらくXREAL Airにも入っているLT7911Dでもできるんじゃないか?って思いますが…
こいつはアプコンもできそうなので、有線入力への期待が否応なしに高まりますね!
バッテリー
VDL Electronics 625680PN5
電圧が3.87V、容量が4870mAhで18.84Whだそうです。数字的には前作よりちょい減。
今回はPSEマークもあります。XXX株式会社なのは試作品だからきっと製品版はちゃんとしてると思います。
おしまいに
他にUSB Type-C Alternate Mode MUXチップのTI HD3SS460が2個載ってたり細々と判別できるパーツもありましたがおおむねこんな感じでした。
前作で有線接続が無いことに血の涙を流したので今作は期待大です。アプコンをLT7911UXCじゃなくてRK3566のAIチップで超解像とかしてくれればそれはそれで面白そうです。できるか知らんけど。
3DoFは動かないけどXREAL Light繋げばとりあえず0DoFで表示されるとかできればいいなあ…
NrealからXREALへのリブランドもあわせた世界規模で大々的に発表したXREAL Beamですから末永くサポートされることを祈念しております。
現場からは以上です。