この手の商品は1個買えばしばらく買うことがないので、よっぽどのことがない限りは買った1個がベストバイになるわけなんですが、「いやこれ駄目だわ」でほかのを探す必要性を感じていないので良い買い物だったと思います。
はじめに
拠点用に部屋を借りまして、せっかくなので賃貸で原状回復が可能な限り便利なように色々やってみようという手始めに選んだのがSwitchBot ロック Proでした。
メーカー直販サイトでの小売価格は15,980円ですが、たびたびセールをしているので大急ぎでなければ安いタイミングで買っても良いんじゃないかと思います。
SwitchBot ロック Proとは
いわゆる「スマートロック」と呼ばれる製品で、玄関扉の内側に設置して「サムターン」をモーターで回すことを可能たらしめスマートフォンアプリなどで施錠や解錠をできるようにする器具です。
スマートロックとして大きな特徴は、物理的に大きくて重いのと、単三乾電池4本で動作することですかね。本当はもっと良いところが色々あるとは思いますが、単三乾電池4本で公称9ヶ月動作するというのは入手性が悪いリチウム電池を使用する他製品に比べると明確なアドバンテージだと思います。
おかげで電池含めた重量が450gなどというビックリするほど物理的に大きくと重いんですが…
まずは設置可能かどうかの確認を!!
憧れだけで買うと家の扉や鍵の構造によっては設置できなくて大変悲しい思いをすることになりますので、必ず!必ず!!メーカーサイトを確認して買いましょう。
サムターンの形状だけでなく、その他の要件も必ず確認しましょう。SwitchBot ロック Proは設置後にドアを開けたら引っかかって開かないのでは?と心配になるほどゴツくて心配になったほどです。
ほかに必要なモノ
【必須】SwitchBotアプリを動かすためのスマートフォン
アプリと連携させないとなんにも出来ません。マジで。
対応はiOS 14以降とAndroid 5.0以降だそうです。Android 5.0ってLollipopですね。逆に令和6年にもなって使ってる人が居たら驚くレベルなので、Playストア搭載してるスマートフォンはほぼ対応してると思って良いんじゃないでしょうか。
【ほぼ必須】SwitchBotハブ
屋外から解錠・施錠のログを確認したり通知を受けるためには別途SwitchBotハブ製品が必要になります。実運用するには必須ですね。
なお、当然ですがWi-Fi接続環境とインターネット回線も必要になります。
今から新規で買う場合のオススメはSwitchBotハブ2です。Matter対応などはさて置き、温湿度計と照度センサーも搭載してタッチセンサーでON/OFFボタンもセットになってると考えると安い!これもセールをちょいちょいやってるので安いときにでも。
指紋認証パッド
今回は状況的に自動施錠が目的だったので購入しませんでしたが、一般的な用途では必要になることも多いのではないかと思います。
指紋認証、テンキーによる暗証番号、カードをかざすことで解錠することができる製品。単品で買うと公式サイトでの標準価格で9,980円もしますが、これまたセールでちょいちょい安くなるのと、ロック Proとのセット販売だとさらに安かったりします。
当然ドアの外側に設置するので治安の悪い地域だと帰ってきたらなくなってるとかありそうだなあとか思ったりもしますが、取り外そうとすると警告音が鳴ったりするようなのである程度対策はされているようです。
専用充電バッテリー
先日お知らせした専用の充電バッテリーも買えるときに買っておくと良いと思います。
え、単三乾電池4本で動くのが良いって言ってたじゃん!!というのはさて置き、電池切れの心配をほぼしなくて良くなるというのは「電池が切れたら締め出されてしまうのでは」という心配性の皆様を十分に安心させられることと存じます。詳しくは上記記事をご確認ください。
SwitchBotリモートボタン
Bluetooth接続が届く範囲で解錠・施錠ができるようになるリモコンのようなモノです。SwitchBotアプリでSwitchBotロック Proとペアリングすることでボタンから解錠・施錠の設定をすることができます。
Wi-Fiでインターネット経由ではないので、直接Bluetoothが届く範囲内でしか解錠・施錠はできません。自動車のキーレスエントリーみたいな感じなので外出先でうっかりボタンを押しても解錠されたりはしないので安心です。また、外出先から帰ってきてボタンを押してすぐ反応してくれるのでサーバーの不調やらインターネット接続の不調に影響されることがないというのも安心感があります。
家で使うには小さくて紛失しそう、持ち歩くにはややデカくてボタンが押しやすすぎるという微妙なサイズなのですが、屋外にキーパッドを設置していかにもスマートキー設置してます感を出さずに運用できるのは便利なので気に入ってます。
クイックキーが便利
一般的なスマートロックは室内から解錠する場合にはスマートロックのサムターンを回転させることと存じますが、SwitchBot ロック Proはサムターン部分が「クイックキー」というボタンになっていて、押すと解錠・施錠がされます。人力でクイックキー外周を回転させて解錠・施錠することもできますが、もうクイックキーでの解錠に慣れちゃったので人力で鍵を回すの面倒に感じるレベルです。
自動施錠だけでも買う価値がある
外出するとき、クイックキーで解錠してドアを開けて外に出て、ドアが閉まれば勝手に施錠されるのが「自動施錠」です。
アプリで自動施錠が発動するまでにタイムラグを設定することができます。
なお、ドアの開閉を正しく認識させるには付属のマグネットを適切な位置に設置、アプリでのキャリブレーションが必要になるので初期設定は大切です。
指紋認証パッドを設置していない場合は手ぶらでうっかり外に出ると締め出される危険性もあるので運用には注意しましょう!!
解錠・施錠の状態とログが確認できる
スマートロックなのでそれはそうなんですが、SwitchBotハブ製品と連携することが外出中に「鍵閉めたっけ?」という不安から解放されます!ログが残るのも良いですね。
もちろんスマートロックなのでアプリから鍵の解錠・施錠もできます。それはそう。
しかしながらログはどうやら過去1ヶ月分ぐらいしか残ってないのかな?こんなもんいくらあってもええと思うんですが、見た感じ通知から遡れるのは1ヶ月分みたいですね。
おしまいに
設置の大変さのようなものはあえて触れませんでした。想像よりも重いので取扱説明書をよく読んで適切に設置しないと外出中に剥がれ落ちたりしたら大惨事なのであらかじめご了承ください。
適切に設置さえできればクイックキーと自動施錠の快適生活が待ってますよ!慣れると指でつまんでサムターン回すなんて原始人じゃあるまいしやらねーよって気持ちになりますので皆様も経験していただければと存じます。
現場からは以上です。