![](https://i0.wp.com/blog.8796.jp/8796kanri/files/2025/02/2025-02-11-13.49.35.jpg?resize=1256%2C750&ssl=1)
Nintendo Switchは有機ELモデルだけじゃなかった!!!ということで無印Nintendo Switchでは挙動が変わったよという話です。
はじめに
先日、スマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプターの組み合わせでXREAL OneとNintendo Switchが正常に動作しないという問題を指摘しました。
実際XREAL Hubとその後に購入したHAGiBiS TPS01しか動作しなかったんですが、調査の結果この事象はNintendo Switch 有機ELモデルの場合だけだったことが判明しましたので逆襲しなければならないと筆を執った次第。
スマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプター
USB Type-C DP Alt接続に対応したディスプレイであるところの電気メガネは別途電源線がなく、スマートフォンなどの出力装置から電源供給も受けるようになっております。
一般的なスマートフォンにはUSB Type-C端子が1個しかないので電気メガネを接続してしまうと充電ができないもしくはワイヤレス充電になってしまうという問題が発生します。
ROG Allyなどの携帯型PCにもUSB Type-C端子が1個なので同様な問題が発生します。
それを解決する手段が弊ブログで呼称するところの「スマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプター」です。
2022年頃に出始めて2025年現在各電気メガネメーカーが純正オプションで販売している他、各社から販売されていますがそれぞれ良し悪しがあり選ぶのがなかなか難しい商品となっております。
Nintendo Switch
言わずと知れた任天堂株式会社が製造販売するゲーム機です。
映像出力の無いNintendo Switch Liteは除外して、2017年発売のNintendo Switchと2021年発売のNintendo Switch(有機ELモデル)の2種類が対象になります。
TVモードで映像を外部出力できるので、電気メガネと組み合わせて使用することで大画面かつ他人に見られずにゲームを楽しむことが可能になりますが、Nintendo SwitchをTVモードで使うためには通常付属品のドックと付属品のACアダプターを使用してHDMIでテレビに接続する必要があります。
XREALやRokidなどのUSB Type-C DP Altに対応した電気メガネで使用する場合には荷物が増えるし配線が煩雑になってしまうので昨今はスマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプターを使用するのが一般的になっております。
スマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプターの多くは互換ドックとして動作するようになっておりまして、15V2.6A以上のACアダプターやモバイルバッテリーと電気メガネを接続することでTVモードで動作します。
XREAL One
2025年1月にXREALが日本で発売したメガネ単体で空間に画面を固定することができる電気メガネです。
公称10メートル先に367インチのディスプレイとして見えることになってますが、10メートル先まで見渡せる状況で使えるわけがないので1メートル先に36.7インチぐらいと認識しておいて下さい。だいたい20センチ先のNintendo Switch(有機ELモデル)と同じぐらいのサイズ感です。
USB Type-C DP Altに対応したフルHD(1920×1080)ディスプレイとして動作します。
音声は基本的にUSBオーディオ(UAC)機器として認識されるのですが、Nintendo SwitchからはUACとして認識されないのでDisplayPort音声モードに切り替えて使用する必要があります。
組み合わせ
Nintendo Switchの映像出力はUSB Type-C DP Altをカスタマイズした任天堂Altモードみたいなものなんですが、スマートフォンを充電しながら電気メガネを使うアダプターの互換ドック機能でUSB Type-C DP Alt映像出力として動作するので、USB Type-C DP Altに対応した電気メガネと組み合わせることで荷物を減らして配線をスッキリさせることができます。
やっと前提解説終わり。
互換性問題の結論
画面サイズとストレージ容量が違うけど基本的に同じものなんだろうということで、前回調査したのはNintendo Switch(有機ELモデル)だけだったんですが、アマゾンジャパン合同会社のレビューなどを見るにこちらでは動作しないと判じたアダプターが「XREAL OneとNintendo Switchで動作する」と記載されている事例があり、なんでやねんって調べたところ有機ELモデルではない無印Nintendo Switchでは確かに動作するということが分かりました。
まとめたのが以下の表になります。
![](https://i0.wp.com/blog.8796.jp/8796kanri/files/2025/02/image.png?resize=1256%2C801&ssl=1)
XREAL OneとNintendo Switch(有機ELモデル)との組み合わせでは既報の通りXERAL HubとHAGiBiS TPS01しか動作しませんが、無印Nintendo Switchでは元々互換ドック機能がないREDMAGIC Gaming Dock以外ではULT-uniteだけ表示されなかったんですが、他の10種では映像出力が確認されました。音声はXREAL Hub以外はDisplayPort音声モードへの切り替えが必要になります。
有機ELモデルではないNintendo Switchを使用している方はだいたい大丈夫って感じでした。道理で話が噛み合わないわけだ…
おしまいに
今回の調査でHAGiBiS TPS01とXREAL Air / Air 2の組み合わせでDisplayPort音声モードへの自動切り替えに対応していることが判明しました。切り替えずに音が出て「あれ?」って声が出るレベルで驚きましたね。
やっぱり現時点でのオススメはHAGiBiS TPS01です。
いろいろとっかえひっかえしてるとやっぱりXREAL Oneの画面はでかいと感じました。でかすぎて見切れちゃったり疲れちゃうのも設定から画面サイズを小さくしたり、空間に画面を固定して必要な時以外全部を視野角内に入れないようにするとか自由にできるのもとても良いです。
現場からは以上です。