電気小物

Anker soundcore C30iを輸入して試験をした話

Amazonのアソシエイトとして、8796.jp管理日誌は適格販売により収入を得ています。

比較的安価なイヤカフ型のイヤホンです。現在日本ではまだ発売されてないですが待ちきれずに輸入しました。

この無線設備は、電波法に定める技術基準への適合が確認されておらず、法に定める特別な条件の下でのみ使用が認められています。この条件に違反して無線設備を使用することは、法に定める罰則その他の措置の対象となります。

日本国内で試験をする際の注意

輸入したsoundcore C30iには技適マークがないのですが、海外の認証は取得されていたので「総務省 技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の届出をすることで比較的簡単に日本国内で「試験」することが可能になっています。

あくまで「試験」です。

はじめに

コロナ禍以降の在宅ワーク時にZoom会議等でイヤホンなどを装着する機会が増えたにもかかわらず、玄関チャイムが聞こえないと困るなどの需要があり、Shokzの骨伝導がもてはやされたりもしましたが頭の後ろにバンドがある影響でヘッドレストに干渉したり常時頭を締め付けられているのも厳しいなど問題もありました。

2021年12月のambie AM-TW01発売以来イヤホンをつけていても外音が聞こえて耳の穴を塞がないので蒸れない&メガネと干渉しないといいことだらけのイヤカフ型イヤホンを愛用しております。

2024年はイヤカフ型のイヤホンが続々発売されて喜ばしい限りなのですが、2万円台後半のHUAWEI FreeClipやほぼ4万円のBose Ultra Open Earbudsはいささかお値段が高い。

比較的有名メーカーが販売するイヤカフ型の中でもっとお手軽に買える商品は無いものかと探して回ったところ、日本でも馴染みが深いAnkerからsoundcore C30iという商品が発売されたばかりで米国にて69.99ドルで販売されているので日本で発売されたとしてもそこまで高くはならないことでしょうということで飛びついた次第。

soundcoreとは

soundcoreはモバイルバッテリーや充電器などでお馴染みのAnkerが展開するオーディオ機器のブランドです。

個人的には防水スピーカーのイメージが強いですが、イヤホンやらヘッドホンやらなんやかんや色々やってます。

日本国内では「Soundcore」と大文字から始るようですが、米国サイトなどでは全部小文字で統一されているようで、今回は輸入品なのでそちらに準拠します。

soundcore C30iとは

2024年4月に米国で発売が開始されたBluetooth接続のオープンイヤイヤホンで、販売価格は69.99ドル。

ざっくり言えばambie AM-TW01みたいな感じの耳に挟む完全ワイヤレスイヤホンです。

機能的にはどちらも基本的に「似たようなもん」なんですが、お洒落方面のambieとおまえらスケルトンとか大好きやろ?ってsoundcore C30iを並べるとこんな感じになります。

奥がambie AM-TW01、手前がsoundcore C30i

ちなみにsoundcore C30iには透けてないホワイトもありますが、どっちか選べと言われるとそりゃスケルトン買うよね?

スペック的にはメーカー公称、片耳5.7g、再生時間はイヤホンのみで10時間、ケースと合わせて30時間(10分充電で3時間再生)。IPX4対応、Bluetoothのバージョンは5.3で、マルチポイントも対応しています。

マルチポイントは2台で接続して端末AでYouTube再生中に端末BでAudible再生するとAが一時停止になってBが再生、Bを一時停止するとAが再開みたいな挙動でした。Aが再生中にBを再生させてもAが止まらないというマルチポイント対応もあるのですが、soundcore C30iはそういう感じ。

手元で確認した限り対応コーデックはSBCとAACのようでした。aptXやLDACには対応してないようです。

前述の通り、米国での販売価格は69.99ドルになります。高いと見るか1ドル160円で換算すると11,200円なのですが、同メーカーのP40iが69.99ドルで日本での販売価格が7,990円なので、C30iも日本で展開されるときに同じような価格になるかも知れません?知らんけど。

音質について

外音が全部そのまま聞こえる系のイヤホンなので個人的には「音が鳴れば良い」ぐらいの意識なんですが、ambie AM-TW01寄りの低音が響かない感じの音ですね。

HUAWEI FreeClipに付け替えると明確に音が良いような印象になるので好き好きあると思いますが端的に言えば「チャカチャカ」です。

価格が3.5倍ほど違うので比べるのも気の毒な気はしますが…

soundcore アプリ

3Dオーディオは無視するとして、タッチ操作の設定では左右それぞれ2回タップ、3回タップ、長押しでそれぞれ「音量アップ」「音量ダウン」「次へ」「戻る」「再生/一時停止」「音声アシスタント」「カスタマイズなし」が選択できます。

HUAWEI FreeClipはダブルタップとトリプルタップで設定できる機能が違うのでこちらの方が自由度がありますね。

そうそう、「タップ」は耳の後ろにくる丸い金色の部分をうまいことトントンする必要があります。ambie AM-TW01の物理ボタンやHUAWEI FreeClipの各種センサーとはまた違う難しさがあります。

当アプリでファームウェアのアップデートもできるようですがいまのところ更新は来ていないようです。

本体の見た目

スケルト…トランスルーセントモデルなので中のスピーカーがよく見えます。それなりのサイズがあるように見えるんですが音はチャカチャカしてます。

LとRが別です!HUAWEI FreeClipのようにどちらをつけてもセンサーで自動的に左右が切り替わるみたいな気の利いた機能はありません。
そう、センサーが無いので外して置いたら再生が止まるみたいな機能もありません。

右側の個体についてる謎のプラスチックカバーは耳の厚みの調節用です。

外箱

低廉なシリーズといった印象を受ける箱です。良く言えば環境に配慮したパッケージですね。

実際の重量測定

ケースも本体も大きさのわりに軽く感じます。

Attachable, Durable Ear Grips

耳の厚さの個人差をどうにかするための調整パーツ。本体を装着してスカスカに感じる方はこれをつけてねってLとMの2種類入ってるんですけど見た感じそんなに違いは無いように思います。固いプラスチックです。

装着感など

まず、HUAWEI FreeClipに慣れてしまっていると両手で装着しなければいけないのがややかったるいですが、装着してしまえば物理的に軽いので「耳が重い」ということはあまり感じないと思います。
散々言ってますが、左右同じ形なのに左右が決まっているのでLとRをよく確認して装着しましょう。

装着後はスピーカー側の穴を耳の穴に向けて調節するのがポイントですね。ちょっとズレるだけで音の聞こえ方がわりと変わります。

物理的に固いプラスチックなので耳に合わない人は絶望的に合わないと思います。自分はまあまあ適合してる方だとは思いますが、4時間ぶっ通しで装着したところ大げさに言って耳がもげそうなほど痛くなったりしました。

ambie AM-TW01ほどガチガチじゃなくて「力を入れれば撓む」ぐらいの弾力性があるのであちらほど絶望的に人を選ぶということはないかもしれません。

外すのは片手でぶちって引っ張って外してます。

おしまいに

色々長くなったのでいったんここまで。

イヤカフ型に興味はあるけどHUAWEI FreeClipとか高いからこれでお試しというのもアリかもしれませんが、圧倒的にHUAWEI FreeClipの方が体験がいいので最初から買っといた方が幸せになれる気もします…

日本で発売されるかどうかまだ分かりませんが、発売されたときの参考にどうぞ。

現場からは以上です。

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