スマートメーターで計測したデータを受信して電力使用量をほぼリアルタイムで取得することができる物品です。
はじめに
撮影ボックスを買いまして、Galaxy S23 UltraのExpert RAWアプリで撮影してSnapseedアプリで現像したらいい感じの写真になったよって話…ではなく、電力使用量を正しく把握するためにNature Remo E liteを買いましたよという話です。購入時(2024/05/02)11,626円でした。
Nature Remo E liteとは
「ネイチャー リモ イーライト」と読むようです。スマートリモコンはSwitchBotばっかり買ってたので存じ上げなかったのですが「レモ」じゃなくてリモコンの「リモ」なんですね。
上位機種にNature Remo Eという商品があり、HEMS(Home Energy Management System)だのECHONET Liteだので太陽光発電やら蓄電池やらなんやらかんやらいい感じに連携できたりするようですが、liteは「電力消費量を測定してスマートリモコンNature Remoで家電を操作する」だけができます。
スマートリモコンであるところのNature Remoがなくても「Nature Remoアプリ」で電力消費量を測定することはできるので、今どれだけ電力を消費してるのか、昨日どれだけ電力を消費したのかなどをグラフで見ることができます。
電力使用量測定の仕組み
最近御家庭に設置されている電力量計であるところの「スマートメーター」からデータが提供されているので、古来あったクランプメーターを分電盤に仕込んで電力量を測定するのと違い、電力会社が認識している数字をそのまま正確無比にエンドユーザーたる我々が知ることができるのです。
それが「電力メーター情報発信サービス(Bルートサービス)」というサービスで、なんと無料。
東京電力PGではWebから申請ができるので、契約者本人が直接申し込む場合は書類の送付などもありませんでした。
Nature Remo E liteとスマートメーターは920MHz帯を利用するWi-SUN ECHONET Profile for Route Bという規格で通信していて、周波数帯が低いので屋外に設置されているスマートメーターとも安定して通信できる事になってます。
なんとなく電線で繋がってるんだからPLCでも使ってるのかと思い込んでましたが無線なんですね。
Bルートサービス申込から使えるようになるまで(※個人の体験です)
前提、スマートメーター設置済み物件です。申込時に「供給地点特定番号」が必要になります。
- 4月25日 12:36 上記Webサイトから申込
- 4月26日 14:56 申込受付メール受信
- 4月26日 15:17 パスワードメール受信
- 5月1日 郵便で認証ID到着
1週間で到着しました。
これで「なんだか長い番号の認証IDとちょっと短いパスワード」が入手できました。
設置
コンセントに挿すだけ。ケーブルとかなんもなし。サイズ感は画像の通り。
設定
Nature Remoアプリからデバイスの追加をして、Wi-Fiの設定と「なんだか長い番号の認証IDとちょっと短いパスワード」を適切に入力したらスマートメーターからデータ受信が開始されます。
APIがあるよ
セットアップすればクラウド上にあるNature Remoのサーバーにデータが蓄積されていくんですが、クラウド信用ならんオンプレミス最高マンには自分で直接数値を取得することができるAPIがあります。
Echo Showに表示もできます
(あとで写真追加する予定)
なんだかんだみんなセールで買ってるAmazon Echo Showでも電力使用量が表示できます。うちには古いEcho Show 10しかないんですが、Echo Show 5だと机に置いといてもいい感じですね。
おしまいに
Nature Remo E lite単品では使ってる電力使用量が正確に分かることしかできないので、万人にお勧めできるかと言われると難しいところですが、POWER-Z KM003Cで充電電力量を計測してるような方々は状況に応じて時々刻々と変化する電力使用量を見てると楽しいと思います。
換気扇は案外電力使うんだなあとか家中のスイッチ入れたり切ったりして変化を楽しんでます。真夏のエアコン時期が楽しみですね!
あと、撮影ボックスはうまく使えば綺麗に撮れる事が分かったので今後のブログで活かせればいいなと思いました。
現場からは以上です。