メーカー想定外なのか 12GB にしたらせっかくの Rapid Wake が使えなくなったよってお話。
もともと、4GB のを 8GB にしただけで Rapid Wake はリカバリーが必要になると評判だったんですが、リカバリーしても使えない!!
なんか悔しい!
ってことで原因を調べて対応してみよう!
そもそも、Rapid Wake とはなんぞや。基本的には単なるハイバーネーションらしい。mSATA に刺さってる SSD に専用の「休止パーティション」というものがあり、ここに書き込んでから電源を落とすようです?
休止パーティションは搭載メモリサイズ必要ですよねそりゃ。実際には 12GB とちょっと。
そして、 mSATA に刺さってる SSD には「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」用のキャッシュボリュームもあります。これは Windows 上からはディスクの管理でも見えない領域なのですが、 最低 18.6GB 使います。
ちなみに、HDD モデルに標準で搭載されている mSATA SSD は 30GB です。
つまり、 30 – 18.6 = 11.4GB ってことで
物理的に足りない!
というわけでした。SONY が 32GB の mSATA SSD を搭載してくれてりゃ足りたのにね!
足りないものはしょうがないので、諦めるか入れ替えるしかありません。
入れ替えますよそりゃ。
ネジとかたくさん外してバキバキ分解すると…
mSATA に刺さった SSD さん登場!
上が元々のサムスン製 30GBで、下が今回買ってきた crucial 製 256GB 大きいことはいいことだ。
容量は大きいのに物理的なサイズは変わりません。
さくさく差し替えて、起動中に怒られたりしながら Windows が起動したら「インテル スマート・レスポンス・テクノロジー」の高速化を有効にして…今回は 256GB あるから最小の 18.6GB じゃなくて 64GB 確保して…
ここまでで HDD に対するキャッシュが元の 30GB SSD 時代より3倍ぐらい書き込みが速いので超快適。Ready Boost とはなんだったのかっ!
次はやっと本題。Rapid Wake を復活させよう。
標準では「休止パーティション」を作ることができないので、色々探してたどり着いたのが
多少面倒臭いが書かれている手順で 13GB 分の領域を File System で 0x84 を手入力して確保すると Rapid Wake が使えるようになりましたとさ。
糸冬
色々端折りましたが、キモは休止パーティションを自作するところだけなのです。
ああ、そうそう。一応ベンチ。
これ一番下の 320GB HDD なんだぜ?キャッシュ効き過ぎワロタ
そういえばカスタムして SSD 搭載モデルにすると mSATA のコネクタが付いてないそうですね。弄るなら HDD モデルにしたほうが楽しいってことですね。
残りの領域は普通に D ドライブとして使うことにします。これは捗る。