画面説明
メイン画面
充電概要
一番単純な表示です。電源から負荷へ流れている電圧・電流・電力がリアルタイムに表示されます。
矢印の向きが充電の方向です。この場合は右側の端子に接続された電源から左側の端子に接続された負荷を充電しています。
UIPの下にある横棒は数値が変動すると伸びたり縮んだりします。
- U 電圧
- I 電流
- P ワット数
充電詳細
概要に加えてD+・D-の電圧や、電源と負荷でやりとりしてる高速充電プロトコルなどが表示されます。「風袋引き」は他ではあまり見かけない数字で測定器自体の消費電流が分かります。
- VBUSの電圧と電流(※筆者注 実際の充電してる電圧と電流はこれ)
- USB D+の電圧
- USB D-の電圧
- VBUSのワット数(電圧×電流)
- 測定器自体の消費電流(風袋引き)
- 電源と負荷の間でネゴシエートされた高速充電プロトコル
- 高速充電プロトコルでネゴシエートされた電圧と電流(※筆者注 頻繁に変更されると間違った値が表示されがちなので参考程度に)
充電統計
この測定器の特徴として本体のみで充電の記録を複数取ることができるんですが、その統計。
設定のData Groups→Thresholdで設定されている閾値(デフォルト20mA)以上の電流が流れた場合に充電中として記録されます。閾値を下回ると記録が停止されます。
- 現在の電圧と電流
- 累積容量(アンペア時 ※)
- 累積電力量(ワット時 平均電圧×累積容量)
- 充電時間
- 選択されているデータグループ(設定のData Groups→Switch Groupで切り替えできる)
- 平均電圧
- 現在の温度
最初にボタン長押しで設定画面→Data Groups→Clear This Groupすればあとは充電終わるまで放置すればスマートフォンの1回の充電にかかる時間や容量を簡単に測定できます。
途中で電源抜いてしまってもデータは保存されているので接続し直せばそのまま続きが記録できます。
※累積容量(Ah)は通常言われるバッテリー容量ではありません。一般的なスマートフォンで5000mAhと表記されている場合、その電圧は3.7Vでの容量で電力量は18.5Whになります。
なので、累積電力量を見ましょう。充電時の変換ロスなどもあるので実際の容量より多めに記録されるかもしれませんし、端末の表示上0%でも実際は電池保護のため本当に0%までは減らさないので少なく記録されるかもしれません。充電道は奥が深い…
次は設定画面の説明です。