公式で root_boot.img なんて配ってるので赤子の手を捻るぐらい簡単です。
基本的に名もない中華 Android 端末と同じなので bootloader の unlock とかそういうの不要!
今回対象なのは標準の Android しか入ってない状態のものです。
公式で紹介されている方法ではパーティションの切り直しになってデータが消えてしまうので boot.img だけを差し替えます。
何度か boot を書き換えましたが、今の所ユーザーデータは消えずに済んでます。
ですが、いつ消えても泣かない強い心が必要です。当方は書き換えの結果に関して一切関知しません。
手順は 2018/7/5 現在のものです。将来変更される場合があるので、その場合は適宜どうにかしてください。
なお、ダウンロードした zip ファイルを解凍するとかそういう説明は省略してます。
そのいち Flash Tool と LATEST をダウンロード
公式サイトから必要なものをダウンロードします。
Flash Tool は PC で使う ROM 焼きツールです。ちょっと癖がある。
LATEST は最新のファームウェア。今日現在では FOTA3 ってやつですね。
自身の Gemini が x25 か x27 でダウンロードするファイルが変わるのでよく確認してください。
ちなみに LATEST のなかのファイルで使うのは Gemini_Android.txt っていうファイルだけです。Flash Tool の Scatter-loading File にそれを指定します。
そのに Base firmware をダウンロードする。
マルチブートに対応するために、パーティションの設定をする Scatter file を生成するためのサイトなんですが、今回は Base firmware をダウンロードするためだけに使用します。
必要なのは Gemini version を x27 か x25 を選ぶことぐらいですね。
選んだら、オレンジ色の Download Base firmware を押すとダウンロードが始まります。
x27 の場合 gemini_x27_base.zip に root_base.img が入ってます。これを使います。
そのさん Flash Tool で root_boot.img を書き込む
念の為、事前に Flash Tool で NVRAM のバックアップをしておいたほうが良いとのことですので、公式サイトをよく見てバックアップの作成をしてくださいね!
公式で紹介されている手段では全部書き換えようとするので、boot 以外の書き込み対象のチェックを外します。
まず、左上のチェックで全部外して boot だけ再チェックするのが楽です。
次に boot の boot.img クリックして先程の root_boot.img を選びます。
念の為 Download Only になってることを確認して Download をクリックすると接続待ちになります。
Gemini PDA 左側の USB Type-C を PC と接続して Esc 長押しして電源メニューから再起動
再起動すると勝手にダウンロードが始まって Download Ok って出ればおしまい。
ほんの数秒で終わります。
これで USB ケーブルを抜いて普通通りに Esc ボタンで電源を入れると root_boot.img で起動します。
root_boot.img は system の書き換えができるってだけで su とか入るわけではないのでそこから先は Magisk Manager というのを使うそうです。
Download Magisk Manager Latest Version 5.7.0 For Android 2018
まあ実際問題としてイマドキ rooted 必要な場面もそんなにはないので、自作 boot.img を作ったときの書き込み練習ぐらいな感じでやりましょう。
root_boot.img から元に戻すときは LATEST でダウンロードした中にある boot.img と念の為 system.img を Download しましょう。これでたぶん次の FOTA も普通にできるはずです(未確認)
現場からは以上です。