Android

Gemini PDA物理キーボード使用上の注意

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2018-06-22 00.11.40

キーボードが言語ごとにたくさん種類があることでおなじみの Gemini PDA ですが、前回話題にしたように、ハードウェア的に同じキーボードの印字を変えただけのようなので、弊害もあります。

Android のキーボード設定ファイルは大きくは Generic.kl と Generic.kcm の2種類あるんですが説明はよそにおまかせして(中略)。なお、Generic.kl は Android 標準のまま改変されていません。

Gemini PDA を販売している Planet Computers は大ブリテンのメーカーなので、キーボードと言えば UK 配列で、Generic.kcm もそのようになってます。

UK キーボードの配列が下図。 @ が Fn+K に割り当てられてます。

UK_Layout_V1.5-Outlines_thumb

Generic.kcm ではこうなってます

key K {
    label:                              'K'
    base:                               'k'
    shift, capslock:                    'K'
    fn:                                 '@'
}

なので、初期セットアップ時に @ を出すためには Fn+K を押さないといけない(重要)

他の記号類に関しても User-installable keymaps 未設定時に物理キーボードで入力する際には上記の UK キーボードの配列を参照して入力しないといけません。

バーチャルキーボード使えよって話なんですが、ちょっと悔しいじゃん?

次に US キーボードを見てましょう。

US_Layout_V1.2-Outlined-1_thumb

見ての通り、キーの数はまったく同一です。@ は Shift+2 で、いわゆる英語キーボードの標準ですね。

でも、初期設定では Shift+2 は " になってるので理屈がわかってないと大混乱します。玄人向けだ。

Generic.kcm はこれ。

key 2 {
    label:                              '2'
    base:                               '2'
    shift:                              '"'
    fn:                                 '#'
}

Gemini キーボードアプリで適切に US キーボードに設定すると次のように設定が上書きされます。

key 2 {
    label:                              '2'
    base:                               '2'
    shift:                              '@'
    fn:                                 '`'
    alt:                               '\u00b2'
}

キーの表記通りの文字が打てる喜び。

このように User-installable keymaps を使って同一のキーボードを多言語対応させることができているわけですね。

低コストで多言語対応できる悪くない仕組みだとは思いますが、いうほど安くないし、ユーザーへの負担がちょっと気になりますね。

で、User-installable keymaps を使って自分の好きなようにキー配列を変えてやろうって色々調べてるのが下図。

2018-06-22 00.10.19

 

次回以降に続く。

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