いつの間にかSamsung純正SDカードリーダーが国内で売られていたのでせっかくなので買って試したらDELKINやAnkerのリーダーより高速だったという話です。
あといつの間にかPRO Ultimateなんて上位機種とEVO Plus(2024)が出てたのでその確認もしてみました。
はじめに
以前から当サイトではちょいちょいSamsung製microSDカードを買ってベンチマークとか取って載せてますが、その令和6年最新版です。
正直PRO Plus(2021)買ったの忘れてて、今回2023のつもりでベンチマークして「思ったより遅いな?」ってなってたのは内緒です。
Samsung microSDカードとは
Samsung製のmicroSDカードシリーズは個人的には一番信用しているmicroSDカードのブランドでして、ニセモノが跳梁跋扈してる上に日本語サイトがわけわからんSanDiskより好んで使用しております。
それもひとえに日本国内ではITGマーケティング株式会社が国内代理店としてアマゾンジャパン合同会社などで販売してくれてるおかげです。大変ありがたい。
microSDカード界隈は以前はアメリカのAmazonから輸入した方が国内代理店を通して買うより安いみたいな状況だったんですが、現在はITGマーケティング株式会社のおかげで内外価格差が少なく送料を考えると普通に国内代理店流通分を買った方がお手頃だしすぐ届くし保証もあるといった具合で大変助かっております。
そんなわけで、国内で正規品を確実に入手できてさらに性能のわりに安い。スピードも速く安定性も高いので個人的にはオススメのmicroSDカードシリーズです。
現行4シリーズのラインナップがあります
PRO Endurance
ドライブレコーダーや監視カメラで使用される高耐久モデルです。現行モデルは2022年発売のMB-MJ256KA-IT/ECなどです。
高速モデルではないですが、読み出しは最大100MB/sとなってます。
EVO Plus
一般コンシューマ向けなんですが、今回買った2024年モデルは読み出しが最大160MB/s(UHS-I DDR200時)になっており一番下のモデル?嘘だろ?ってぐらい高速です。現行モデルはMB-MC256SA-IT/ECなどです。「MC」がEVO Plusで、「S」が世代ですね。一世代前は「K」です。
PRO Plus
EVO Plusより速いプロ向け。プロがなんだかよく分かりませんが、以前紹介した2023年モデルは読み出し最大180MB/s(UHS-I DDR200時)、書き込み最大130MB/s(UHS-I DDR200時)となってます。EVO Plusはスペック表に書き込み速度が公開されてないんですがPRO Plusは書き込み速度も公開されています。プロなので。現行モデルはMB-MD256SA-IT/ECなどです。「MD」がPRO Plusで「S」が世代。一世代前が「K」なのはEVO Plusと同じですね。
PRO Ultimate
PRO Plusより速い究極のプロ向け。2023年発売の新シリーズでなんと読み出し最大200MB/s(UHS-I DDR200時)、書き込みはPRO Plusと変わらず最大130MB/s(UHS-I DDR200時)です。初代なのでMB-MY256SA-IT/ECなどしかありません。「MY」がPRO Ultimateで「S」が世代。現状EVO Plus、PRO Plus、PRO Ultimateの現行モデルは全て「S」ですね。
ベンチマーク機材の説明
今回はDDR200対応SDカードリーダーを3種類用意しました。オチから言うとSamsung純正が一番速いのでオススメです。
Delkin DDREADER-55
USB Standard-A、USB 3.1 Gen 1(5Gbps)、UHS-I SDR104 / UHS-I DDR200対応。販売ページによると最大読み出し速度は170MB/sだそうです。SDとmicroSDどちらにも対応してます。
Anker USB-C PowerExpand 2-in-1 SD 4.0カードリーダー
USB Type-C、UHS-I/UHS-II対応。転送速度はなんと最大312MB/sです。手持ちで唯一UHS-IIに対応しているリーダーですが、UHS-II対応カードは持ってません。UHS-I DDR200対応との記述はないんですが読み込みが100MB/sを越えたので対応してるという判断です。
長くなったのでページを区切って次はベンチマークです。カードリーダー3種類で計測していきます。