なんでもかんでもUSB Type-Cで充電するようになってきてる今日この頃、強い電池があるとなんだかんだ役に立つという話です。
ちなみに購入したのは2022年11月末です。
Anker 737 Power Bankとは
Ankerの商品名は最近謎の数字3桁になってよくわからんようになったんですが、百の位「7」は「いちばんいいシリーズ」、十の位「3」は「ポート数が3」、一の位「7」も「いちばんいいの」なの?さっぱりわからんですが、現時点(2023/04/11)Ankerで発売されてるモバイルバッテリーとしては価格・性能共に最強だと思います。
別名PowerCore 24000といい、販売サイトなどでは24000mAhの電池とされています。モバイルバッテリー業界の謎の風習として3.6V換算で何mAhという表記をしていますが、実際は3.6V4Ahのリチウムイオンバッテリーを6本直列に繋いでるので、21.6V4Ahのバッテリーということになります。
1ポートの最大出力は28V5Aで140Wなので、一般的なUSB PD対応機器は概ねどうにかできると思います。
USB Power Delivery 3.1対応
以前140Wな充電器を買った話をしましたが、これと組み合わせることでUSB PD 3.0の限界であるところの100Wを超えた充電が可能になります。
ちなみに充電はC1しかできませんのでご注意ください。
本体ディスプレイで充電の電力や残り時間が表示されるのは目安として便利ですね。
思ったより熱くない
USB PD 3.1 140Wで充電しても「あたたかい」ぐらいで済んでるので優秀な気がします。内部電圧が定格で21.6V、満充電で25.2Vなので28Vをちょっと降圧するだけで済むからパワーロスが少ないっぽいですね。
出力も同様の変換になるので、高出力を必要とする28V5Aや20V5Aでもロスが少なくて発熱が少なく済みます。
思った通り重い
見ての通りです。
出力テストした様子
28V5A、20V5A出力させても電圧が下がることはありませんでした。
なお、28V出力をさせるにはちゃんとUSB PD 3.1 EPR対応ケーブルが必要なのでご注意ください。
140Wで出し切った様子。公称86.4Whで75.6Whなので87.5%でした。
付属ケーブル
ケーブル長56cmほど。eMarkerチップのVendorが不明なのが不安になりますが、USB 2.0でEPR対応です。240Wいけるっぽい表示ですが、ケーブルには140Wと書かれているのでそれ以上はやめといた方が良さそうですね。
付属ケーブルは短いしUSB 2.0のわりに太くて固いからEPRが必要ない通常の使用は他のケーブルを使った方が良いと思います。
おしまいに
本体ディスプレイに温度やバッテリーサイクルが表示できたりして一般的なモバイルバッテリーとは一線を画してる感があります。
なお、うちの環境ではGalaxy Note 10+とGalaxy S20 5Gを繋ぐとスマートフォン側がハングアップして再起動するという問題があるので不具合解決できるファームウェアアップデートなどできればやって欲しいなあというお気持ちです。
あとバッテリー側のディスプレイが消灯するタイミングでなんか異常が発生する組み合わせがあったのでそこらへんもどうにかできればいいなあと存じます。
それはさておき、昨今の充電事情を鑑みるとUSB PDで安定して100W給電できるモバイルバッテリーが手元にあるというのはいざという時にたいていの電子機器は充電できるということなので安心感があるので、一家に一台あるとACアダプターがどっかいっちゃったり災害時にも便利だと思います。
その後セールで安かったUSB PD 100W出力が2個あるポータブル電源を買ったんですがこっちのほうが災害時には便利だなって…
現場からは以上です。