XREAL Air2がすでに販売されている中国本土先行でXREAL Airのファームウェアも更新されていました。
はじめに
中国本土のXREAL公式BBSでアップデート内容が開示されていました。
変更内容
一番大きな変更点は2Dモードのリフレッシュレートに従来の60Hzと120Hzに加え90Hzが追加され、変更がボタン長押しではなく一般的なディスプレイ同様OS側の設定で切り替えられるようになりました。
ボタン長押しも複雑だったのが再構成されてやや分かりやすく…なった…かな?
EDID変更
2Dモード
正しいディスプレイ的な挙動になりましたね。90Hzの有効性はまだ分かりませんが、120Hzは出ないけど90Hzなら出せるみたいな機械には有効なのでしょう。
PeakDo PK-HD-C-3.0でHDMI→USB Type-C DP Altした状態でなぜかWindows上では60Hzしか選べませんでした。
3Dモード
07.1.02.286との変更ありませんでした。
DisplayPort音声モード
2Dモード同様90Hzと120Hzモードへの切り替えが出来るようになっていました。
過去XREAL Airの120Hzモードに対応していなかったPeakDo PK-HD-C-3.0でもDisplayPort音声モードにすると120Hzで動作しました。え?って感じです。
もしかしたら120HzモードでV rangeが135Hzなのに50-130Hzってのがなくなったのがよかったのかも?
なお音声対応は変わらず48kHz 16bit限定なのでHDMIをUSB Type-Cに変換するアダプターによっては対応音声周波数が勝手に追加されて音声が正しく再生されない場合があるかもしれません。
ボタン割り当ての変更
ちっちゃいボタンはXREAL Air2に合わせて「多機能ボタン」と呼称するようになったようです。
一応新しい表記に合わせて「多機能ボタン」と「明るさ+/-」にしていきます。
多機能ボタン
短押し、画面がオンオフします。
多機能ボタンですがXREAL Airでの機能はこれだけです。長押しすると電子音は鳴りますがXREAL Airではなにも起こらないようです。たぶんXREAL Air2Proでは長押しでサングラスの色が変わるモードになるんじゃないかな?
明るさ+
短押し、明るさ調整モードの場合画面の明るさを明るくできます。音声調整モードの場合音量が大きくなります。
2秒長押し、電子音が鳴り3Dモードに切り替わります。その状態で2秒長押しすると電子音が鳴り2Dモードに戻ります。
4秒長押し、電子音が2回鳴りDisplayPort音声モードに切り替わります。その状態で4秒長押ししても電子音は鳴りませんがUSBオーディオモードに切り替わります。
3DモードもDisplayPort音声モードもケーブルを抜くと初期状態の2Dモード・USBオーディオモードに戻ります。
明るさ-
短押し、明るさ調整モードの場合画面の明るさを暗くできます。音声調整モードの場合音量が小さくなります。
2秒長押し、電子音が鳴り音量調整モードになります。USBオーディオモードでXREAL Adapterに接続している場合は明るさ+/-ボタンで音量調節ができます。その状態で2秒長押しすると明るさ調整モードに戻ります。
音量調節モードもケーブルを抜くと初期状態の明るさ調整モードに戻ります。
おしまいに
XREAL Beamも今回の1.2.0でXREAL Air2に対応したとのことですが、中国本土以外ではなんにも発表していない機種なので日本語では言及なしなのがちょっと面白かったです。
それはさておき、OS上からリフレッシュレートの変更が出来るようになったり大胆にボタンの機能を変更したりというのはXREAL Air2の影響だとは思いますが個人的にはとてもよい傾向だと思います。
120Hzモードでさっぱり動かなかったPeakDo PK-HD-C-3.0が使えるようになったのもよかったです。3DモードもEDIDから「50-130Hz V, 20-60kHz H, max pixel clock 600MHz」を消してくれたら動きそうな気がするので次のアップデートの際には是非3Dモードの変更もお願いします。
あとはリフレッシュレート24Hzに対応して色が飛ぶのをどうにかしてくれれば思い残すことがないんでよろしくお願いします。
今日は眠いのでとりあえずここまで。
現場からは以上です。