DJIから小さいドローンDJI MAVIC MINIが 発表されました。
海外版は249gでしたが、日本国内版はバッテリーが小さくて50g軽い199g(機体とバッテリーの合計)となり、航空法の「無人航空機」にはあたらず、「模型飛行機」に分類されます。
※バッテリーが小さいので飛行時間が30分→18分になってます
ということで、無人航空機では許可が必要な人口密集地などでも飛ばすことができます。
第九十九条の二 何人も、航空交通管制圏、航空交通情報圏、高度変更禁止空域又は航空交通管制区内の特別管制空域における航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのあるロケットの打上げその他の行為(物件の設置及び植栽を除く。)で国土交通省令で定めるものをしてはならない。ただし、国土交通大臣が、当該行為について、航空機の飛行に影響を及ぼすおそれがないものであると認め、又は公益上必要やむを得ず、かつ、一時的なものであると認めて許可をした場合は、この限りでない。
航空法
2 前項の空域以外の空域における航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為(物件の設置及び植栽を除く。)で国土交通省令で定めるものをしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、その旨を国土交通大臣に通報しなければならない。
航空法では問題ないんですが、模型飛行機であっても「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律」には該当するということなので、国会や最高裁、首相官邸、皇居、大本営などの重要施設付近上空は飛ばせないそうです。
周辺わりと広い!!
要するに日本でも国会などの重要施設、空港の近くやすごく高いところ以外はどこでも使える「空飛ぶデジカメ」が発売されたよということです。
300gで無人航空機であるDJI Sparkを持ってますが、なかなか気軽に飛ばせないですし、模型飛行機のTelloはどこでも飛ばせるんですがおもちゃすぎてデジカメとして使えないので、どこでも飛ばせて3軸ジンバルのついたデジカメとしてはなかなかいい商品じゃないかと思います。
しかしながら大多数の日本人は「無人航空機」と「模型飛行機」の違いを理解できないので、飛ばしていると善意の第三者ぶって文句を言ったり警察に通報したりするでしょうし、飛ばす方も「法的に問題ないから飛ばしてる」って原住民と争いになったりするのをマスコミが面白おかしく放送して専門家でもないコメンテーターがお気持ちを表明するだろうことは想像に難くないので、DJIにはイメージ戦略頑張ってもらいたいですね!
なお、200グラム未満というのは本体とバッテリーの合計なので、プロペラガードをあとづけして200gを越えても無人航空機にはなりませんので安心してフライモアコンボを買いましょう。