既存の手法では build.prop を起動時に置き換えているので公式のアップデートをそのまま行うことができません。
アップデートは諦めるとしても自分で build.prop を書き換えても勝手に書き戻されちゃうとか困った弊害があります。
今回の手法でもカーネルは書き換えるんで、公式アップデートするときには元に戻さないとダメなんですが…
さて、手法。
単純に boot.img をバラしてできた ramdisk 内の init.rc の適当な場所に1行追加するだけです。
setprop persist.service.adb.enable 1
なんとなく他にも setprop してる後ろで246行目ぐらいがいいんじゃないですかね。
玉川通りっぽいし。
何をしているかというと、build.prop 内で
#Turn off ADB by default
persist.service.adb.enable=0
って意図的に adb を繋げなくしているんですが、 build.prop を書き換えても init.rc で setprop した方が有効になるという事例が SC-02C のシャッター音消しであったので、同様にカーネルを書き換えた次第。
既存の /system 以下にあるファイルはアップデートがあった時に弄ってるとエラーになったりで面倒臭いのであまり弄りたくないのです。
adb さえ繋がってしまえば適当なホームアプリを adb install してしまえばホームは切り替えられますし捗りまくります。
地味だけど超重要ですコレ。
フォントを追加するとか、Gapps の /system/framework/com.google.android.maps.jar と /system/etc/permissions/com.google.android.maps.xml と /system/etc/permissions/features.xml を追加するぐらいではアップデートでエラーは出ませんので、その後カーネルを元に戻してしまえば知らん顔して次のアップデートを実行することができます。
start adbd と stop adbd するようなアプリが仮に存在したとすればカーネルを元に戻しておいてもそれを実行すれば任意で切り替えができるようになったりして便利ですよね(チラ