いやいや、充電端子がUSB Type-CなんだからUSB Type-Cで充電できるの当たり前でしょ?って思うじゃない?誰だってそうですよね…
はじめに
2022年4月の発売当初、声高にMADE IN JAPANを標榜して両端USB Type-Cケーブルで充電できなかったことで日本のものづくりにひどく失望を招いたことでお馴染みの電ドラボールプラスですが、ベッセル公式が現在販売されているのは両端USB Type-Cケーブルでの充電に対応しているとツイートしているのを聞きつけたのと、先日久しぶりに使おうとしたらモーター部のギアが固着?噛んだ?でなんか動かなくなってたので新しく買い直した次第。
電ドラボールプラスとは
品名:電ドラボールプラス
品番:220USB-P1
ベッセルといえばコレ!って感じの「ボールグリップドライバー」のような形状で、スイッチを入れるとモーターが回転して自動でネジを締めたり緩めたりできる&パワーが足りないときは手でギュッって回せるネジ回しです。
アマゾンジャパン合同会社で2024年9月2日に購入。4,573円でした。なお2022年4月4日に購入分は5,793円でした。
メーカーの発売に関するニュースによると用途は「電子端子台作業、分電盤端子作業、軽天ビスや長ネジ締め込みなどに」ということなので、電気工事士向きの工具ということになりましょう。
実際に使用するとモーターの力が弱いので一般的なインパクトドライバーのようには使えません。ネジを外すときは最初は手回しで緩めてから自動で外していくみたいな感じ。ナットのようにネジが切ってあるところで使うモノなので、家具の組み立てなど木工ではパワーが足りなくて手回し多めになっちゃいます。
新旧比較
四角の中の文字しか違いがないように見えますが、2C-Dが発売当初2022年4月に買ったヤツで、2E-Gが今回2024年9月に買ったヤツ。おそらくA=0,B=1,C=2,D=3,E=4,F=5,G=6で2022年3月製と2024年6月製なんじゃないかな?知らんけど。
見た目で判別できないのは店頭在庫を買うときにはちょっと心配ですね。
初期出荷版と現行品で箱が違った
初期出荷版の箱は捨ててしまっていたので当時の画像しかないんですが、新しくなってなんだかだいぶ安っ…コストダウンされてますね。
この箱の違いが両端USB Type-Cケーブルでの充電可否なのかは分かりませんが一定の目安にはなるかと思います。
初期出荷版(2C-D)はUSB Type-C充電器で充電できなかった
USB Type-Cがおおむね一般化していた2022年発売の製品としてUSB Standard-Aからしか充電できない当該製品には大変失望したものです…
現行品(2E-G)はUSB Type-C充電器で充電できる!
これこれ、こういうことよ。最初っからやっといてコレ!って感じですが、USB Type-Cしかない充電器やモバイルバッテリーも利用可能になりましたね!
KM003CがPD3.0だといってるのでやり取りを確認してみましたが充電器側から一方的に問い合わせているだけで電ドラボールプラス側からお返事はしてなさそうでした。
追記:新旧基板比較
USB Type-C端子周辺の片面だけですが、比べると現行品(2E-G)の方には5.1kΩの抵抗が2個追加されているようです。どこに接続されているまでは追いかけてませんが、CC1とCC2でプルダウンされているものと推測されます。最初からやっといてコレ!
参考までに分解するにはネジがトルクスなのでT10のネジ回しが必要になります。
付属ケーブルはデータ通信非対応
初期出荷分と同じでデータ通信非対応の充電専用ケーブルでした。
混在するとややこしいので、自治体の決まりに則って廃棄するか箱にしまって使わないようにしましょう。
おしまいに
ひとまずこれで「とりあえずUSB Type-C端子つけただけでなんも分かってない」という悪名からは解放されるのではないでしょうか。
なにはともあれ、これで皆様も安心して購入することができますね!
現場からは以上です。