21世紀の Morphy One になるかと自分の中で評判だったイギリスの Planet Computers が開発する Gemini PDA が届きまして。
受付が始まったときにはそんな評判だったんですが、存在をすっかり忘れてしまいまして。今年5月にイギリスの通販サイトから販売予定のメールが来たのを見て「あーそんなのあったね」って思い出してからの出資だったので、のんびりした海外通販ぐらいな感覚です。
Indiegogo というのは、いわゆるひとつのクラウドファウンディングってやつですね。成功事例に乗っかっただけなのでリスクは低いと思ったんですが、届くまではちょっとドキドキしますよね。
Gemini PDA Android & Linux keyboard mobile device – Indiegogo
Gemini PDA とはなんなのか
MediaTek Helio X27(初期ロットは X25)を搭載 RAM 4GB ストレージ32GB という今どきの中ぐらいのスペックな Google Play の入った Android 端末です。4G モデルは VoLTE で通話もでき、スマートフォンとして使えます。
個人的には MediaTek の SoC が入ったスマートフォンはたぶん初です。
画面解像度は今流行りの 18:9 な 2160×1080 で5.99型… Mi MIX 2S と同じパネルだコレ。
目玉はなんといっても物理キーボードを搭載したクラムシェル型というスタイルですね。このキーボードなどをデザインしたのが PSION Series 5 のキーボードとかデザインした人だそうです。へぇ。
キーボードついてなければ250ドルぐらいで買えそうなスペックですかね。eMMC だし。
そう、 Gemini PDA といえばキーボードですよ。
日本語英語は言うに及ばず、ドイツ語とかあとはよくわからないにょろにょろしたやつとか、全部で20種類以上あるみたいです。
すごいね少量多品種生産。
公開されているキーボードの画像を見る限り、英字のフォントは Helvetica ですね。ド定番。
Q だけ弄って O と – を組み合わせたような形になってます。PSION Series 5 でそうだったから合わせたんでしょう。デザイナーのこだわりですね。知らんけど。
なお、日本語キーボードの日本語フォントは、 MSゴシック でした!
うちのは US キーボードなのでどうでもいいんですが、もうちょっとなんかあるだろうって気持ち。
キーボードを測る
少量多品種生産の謎に迫る前に、物理的な話。小数点2位以下切り捨てです。
1行目はちょっと小さい 13.3mm x 12.0mm でした。
2行目以降はだいたい同じサイズで 14.0mm x 14.0mm
Tab だけちょっと小さい 9.4mm x 14.0mm
あとは冒頭に貼ったスペースキーが、幅57.5mm ぐらいでしたと。
細かく見ると右 Shift がちょっと幅広い気がするとか、 Esc ちょっとサイズ違うんじゃね?とかあるんですが、まあ細かいことは面倒くさいからいいじゃないか。
代わり映えのないただの板が多い昨今のスマートフォン界隈ですが、ボタンが多い機械は楽しいね。
次回からは内部的な話に持っていこうかと思います。
たぶん。
コメント
[…] 物理的な寸法を測った前回の続きです。 […]