2015年5月現在最速の部類に入る M.2 SSD ですね。PCI Express 3.0 x4 に対応してます。3文字目が H だと AHCI で、V だと NVMe らしいです。
ASRock Z97M OC Formula の PCI Express 3.0 に、変換基板 PM-PCIE4M2S を使用したベンチがこちら。 ランダムと 0Fill で数字が変わってないので圧縮して数字をよく見せるとかそういうのじゃない模様。
2015年にもなると1台の SSD でこんな速度が出るのかーみたいな隔世の感があります。
2261MB/s というのは PCI Express 2.0 x4 では理論上出ない数字だそうで、時代は 3.0 x4 ですよ!まだ 2.0 x2 で M.2 使ってるんですか?ププーッって勢いを感じる圧倒的な速度です。
なお、うちの Z97M OC Formula は変換基板上の SM951 を UEFI 上でストレージとして認識してくれないので起動ドライブに使えてない悲しみ。
オンボードの M.2(PCI Express 2.0 x2) で使うと起動ドライブとして使えますがこんな数字になります。
驚くほどの宝の持ち腐れ感。2.0 x2 の理論値は 1GB/s らしいので、もうちょっと頑張ってもらいたいんですが、どうやらそういうものらしいです。
参考までに、オンボードの M.2 で1年間活躍してる SATA な Crucial M550(CT512M550SSD4) ではこんな数字。
実用上これでもあんまり困ることはないので、値段と相談で良いんじゃないかと思います。
ここからが本題。
実は SATA な M.2 SSD が使用されている XPS13(9343) で PCI Express な M.2 SSD が使えるのかどうなのかって疑問があったので、実験したくて買ったわけです。
結論から言うとすったもんだあったけど起動ドライブとして無事に動作。でも M.2 スロットが PCI Express 2.0 x2 なので比較的高価で消費電力大きな SM951 を投入する必要はないよねって感じ。
上段が SM951 で 下段が元々入ってた PM851 です。PM851 は SATA で 256GB な遅くはないけどこれといって速いわけでもないモデル。
注目するのは PM851 が 3.3V 0.7A なのに SM951 は 3.3V 2.7A なんです。これは熱い(確信)
さらに言うと SM951 には裏面にもチップが載ってるので厚くて熱い。
(中略)
C ドライブとして無事認識してリカバリーメディアからリカバリーして (中略) したベンチがこちら。
うん。 PCI Express 2.0 x2 接続だね。SATA なモデルしか無いけど一応 PCI Express な M.2 も動くんだよ!参考までに検証時の BIOS は A03 と A04 で裏面わりと熱かったから XPS13 で SM951 を使うのはオススメできない印象です。
ということを確認して元の PM851 に戻して無事終了。SM951 は Z97M OC Formula の変換基板上で Virtual Box の仮想ディスク置き場として活躍していただくことになりました。
めでたしめでたし。