Bluetoothテザリングを使ってみようかな

なんとなく BT-PAN によるテザリングにメリットのありそうな状況が見受けられたので検討。

想定されるメリットのある状況

「Nexus 5 にドコモ SIM を入れて使用している玉川さん(国道246号由来の仮名)が、とある位置ゲーム用に Android 4.4 の端末を追加したが、パケット通信できる回線は増やしたくない」

この玉川さん(仮名)は Nexus 5 をメインで使用しており常時携行している。

とある位置ゲームでアイテム取得に特典のある端末を入手し、アイテム取得時にのみ使用したい。

常時使うわけではないのでその端末用に回線を増やすことはしたくない。

さりとて Wi-Fi テザリングは待機だけでも消費電力が多いので、常時有効にはしたくない。

そこで Bluetooth テザリングですよ。

Bluetooth テザリングとは

親となる端末のインターネット接続を共有することで、子は親を経由してインターネットに接続できる。

子は親にパラサイトしてるので回線契約の必要がない。

「え？それ Wi-Fi テザリングでいいじゃん？」というあなた！

メリット

• 省電力(Wi-Fi テザリングに比べると無視できる程度の消費電力)
• 接続が速い
• 親が LTE とか 3G じゃなくて Wi-Fi 接続でも使える
• #もうちょっと考える

デメリット

• Wi-Fi テザリングに比べて遅い(2Mbps 出ない)
• 1台しか子になれない
• 接続がちょっとめんどくさい
• #もうちょっと考える

注意点

• Wi-Fi ON だと Wi-Fi AP を優先して繋ぎに行っちゃう

とある位置情報を利用するゲームでは Wi-Fi で位置情報を取得すると測位が速くなるメリットがあるので Wi-Fi を OFF にしたくないんですが、Android 4.4 からは Wi-Fi OFF でも位置情報はスキャンする設定があるので Bluetooth テザリングを使用するときは Wi-Fi OFF にしちゃいましょう。

Wi-Fi 設定画面の詳細設定

Bluetooth テザリングの準備

親(データ通信できる端末)でテザリングを有効にする。

「設定」アプリ→「無線とネットワーク－その他…」「テザリングとポータブルアクセスポ..」→「Bluetooth テザリング」のチェックボックスを ON

親子でペアリング

子でペアリングの設定を開いて「インターネットアクセス(Internet access)」のチェックボックスを ON

終了

親がテザリング待機状態で、インターネットアクセスのチェックボックスを ON にできたら、子は親経由でインターネットに接続している状態になっているはずです。

便利アプリ

親には起動時に Bluetooth テザリングを有効にできるアプリ

Bluetooth Auto Tethering – Google Play の Android アプリ

子には Bluetooth 接続時に自動的に「インターネット共有」を有効にしてくれるアプリ

Bluetooth Auto Connect – Google Play の Android アプリ

これで親は常時テザリング有効にして、子は接続したいときに Bluetooth 有効にすれば面倒な手続きなく使用することができると思います。

#なんかオチを考えたい