8796.jp管理人はめでたく猫可物件をみつけた。
費用削減のため、ちまちま引っ越しを続けること1カ月余り。
やっと引っ越しが終わったころ、突然はなくろさんがいなくなった。
家に慣れ、そろそろ・・・と思っていた矢先のことだった。
11月の寒い日で、私(嫁)が最愛の猫を失った季節だった。
思い出したくない思い出が次々とうかび、我々は気が狂いそうだった。
近所を探してうろうろしてもまったく見つからなかった。
猫缶をあけても、他の猫が喜ぶだけで、はなくろさんの姿はどうしても見えなかった。
諦めかけていたある日、はなくろさんはひょっこり戻ってきた。
安堵とともに、ふつふつと怒りがこみあげてきた。
私ははなくろさんを抱きかかえて部屋に放り込むと、今まで全開にしていた窓をぴしゃりと閉め、数か月ぶりに鍵をかけた。
「本日をもって、はなくろさんを囚われの身にします!!!!!1」
はなくろさんの受難がはじまろうとしていたのである。
ヒキをつくりつつつづく。
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