» 2009 » 6月 » 19のブログ記事

今日はとても暗い話です。読みたくない方はこのまま閉じてください。

 

かつてとても大事にしていた猫を事故で死なせてしまったことがあります。
室内飼いがどんなに猫にとって大事なのか、わかっているつもりでちっともわかっていなかった。

結局、車にはねられて死なせてしまった。

その前にも、猫を外に出している時に死なせてしまっています。
近所の猫にかまれて死んだのか(近所にはボス猫がいて、たまに猫同士のケンカをみていました)、同じように車にはねられてしまったのか、それともなにかの病気だったのか、はっきり原因は分かりません。
その時にちゃんとしていれば、無駄な死を招くことはなかった。

事故で死んだ猫は、私と母とで人工哺乳で育てた猫で、いわば私の子供でした。
私は馬鹿だから、それほどまでに大事にしていた猫を死なせなければ、室内飼いの重要性には気付かなかったのです。

あれから、新しく猫を飼うのはもうやめようと心に誓いました。
自分には、動物を幸せにする資格がない。
そして、あの子以上に愛することのできる猫はもう、現れないだろう。
あの子以上に愛することのできる猫をつくることは、あの子への冒涜だ。
そう感じていたからです。

けれど、結局私はあたしい猫と一緒に暮らしている。
今度こそ、ありえない程長生きさせようと思っています。
そうは思っていても、今でもいろいろ迷うことがあります。本当はやめるべきではなかったのか等々。
あの時、なきがらをかかえて、苦しみに歪んだ顔を見たとき、なぜだかわからないけれど突然笑いそうになったことを今でも思い出します。
笑っていたら、楽になれたんだろうかと、今でも思うのです。

外飼いしている猫をみると、あの時のことを思い出して、胸がきゅうっとなります。
皆、事情があってのことだとは思う。
思うけれど、本当は、すべての猫は室内で飼うのが当たり前、そういう世の中になってほしいと願っています。

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