はなくろさんのいとこたちはやがて我が家に来なくなり、はなくろさんの兄弟も死んでしまったりいなくなったりで、結局のところ、はなくろさんはひとりぼっちになってしまった。

半年先に生まれていた、シロの子供たち(はなくろさんのおじさんおばさんにあたる)は、はなくろさんと転げまわって遊ぶには、少々大きくなりすぎていた。

こうして、はなくろさんは「なんとなく一人で過ごす猫」になった。

 

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ひとりでふらーっとやってきて、ご飯を食べ、一人で昼寝をし、一人でまたどこかへ消えてゆく。

 

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人見知りはそこそこするものの、好奇心は旺盛。
網戸を外側からがっしがっし登るのが好きな猫に育った。
「鼻のあたりが黒い」という理由で、我々が『はなくろ』という名前で呼び始めたのもこのころだ。

はなくろさんは、人間に触られるのが嫌いだった。
触ろうとすると光の速さで逃げるのだった。
まだ幼さの残る猫をさわりたいなーと思っていた私はいつも猫毛一本も触れないでがっかりするのだった。

 

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だが、カーテンを登って遊んでいるときは、裏側から触ってもまったく気付かないのであった。
母が喜んでよく触っていたのだった。

まだまだつづく。

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