» 2009 » 3月のブログ記事

今日は、はなくろさんの生い立ち。

 

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「猫をよろしく」
そう言い残して、隣人が2匹の猫を残しあわただしく引っ越していったのは、確か1991年のことだ。
猫が何を食べるのか?猫の意思表示はどのように行われるのか?
まったくわからないことだらけのまま、それまで犬派だった私は、こうして猫との接点をもったのだった。

よろしくたのまれた猫は、半年ほどで200mほど離れたエリアに引っ越してしまった。

だが、野良猫の間で「あの家ではカリカリが出る」と口コミで広まっていたようで、それから数年ものあいだ、猫が足しげく通うようになった。
そして、2000年。ついに定住する猫が現れた。名を「シロ」という。

 

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シロはそれから7年もの間、我が家に住み続けた。

2005年はおかしな年だった。
シロの娘が姉妹そろって子猫を産んだ。
実家の玄関先には段ボールが常時置いてあったのだが、その中でまず姉猫が子猫を産み、育てていた。
半月ほどおくれて、妹猫も子供を産んだのだが、産んですぐに同じ箱の中に子猫を運んできた。
せまい箱の中で、二匹の猫がぎゅうぎゅうで子猫に乳を与えているのが見えた。

 

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(左端の、靴下をはいているのがはなくろさん)

 

なにしろ箱がせまいものだから、お互いに踏んだり踏まれたりな状態で子育てをしていた。
子猫もよくわからないまま、母とおばのおっぱいを交互に吸っていた。
親猫も、よその子のおしりをよくなめていた。

そして、母猫はそのうち
「うちの子ぶんもたのむわ!」
とかわるがわる交替で遊びに出かけるようになったのだ。

 

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(真ん中で手袋をのばしているのがはなくろさん。お母さんはくろちゃん)

 

つづく。

わがやには、ねこかめらがあります。

 

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はなくろさんがわがや(まだ私は外部の人間でしたが)にきたとき

「我々がるすのあいだにはなくろさんが倒れたらふじふじこ!」
「もしもねこたわーが倒れてはなくろさんにふじこふじこ!」

てなかんじに私が大騒ぎしたこともあり、旦那が設置した。
脚色が若干はいってますが、まあそんなかんじ。

 

導入したらしたで

「カメラにもしもはなくろさんが倒れてるのがうつったらふじこふじこ!」
「私は会社にいるのに家ではなくろさんがふじこふじこ!」

と、違った騒ぎ方をするんですが、まあそれは別のおはなし。
ねこかめらには、はなくろさんが自宅警備をがんばっている姿が随時録画されています。
そして、日々サーバを圧迫し続けています。

そんなわけで、ここのブログでもぼちぼちりりしい警備姿をご紹介しようと思います。

の監視をするはなくろさん。

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からすがきたらどうしよう。

※こちらは、「ねこのきもちブログ」に掲載していた、はなくろブログの第一回目の記事です。

 

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はじめまして。はなくろです。
埼玉県で生まれて、1年半くらい野良をしていました。ひょんなことから今の家族と暮らすことになり、今は東京で自宅警備員をしています。

 

― 自宅警備員って何ですか?
自宅を警備します。24時間勤務です。

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―24 時間お一人で勤務ですか?
おにいとおねえがいる時は休憩することもあります。

― お給料はどのくらいですか?
現物支給です。カリカリがもらえます。ボーナス時には「とっとこ」がついたりもします。

― 「とっとこ」とは?
ネジュミの家族のおもちゃです。とっとことっとこと動くので。
噛むとプピーと鳴きます。かなりぐっときます。

― 毎日のスケジュールを教えて下さい
朝、おにいとおねえを起こします。
一緒にご飯を食べて、おにいをお見送り。その後おねえの風呂を監視。

― お風呂を覗くのですか?
いえ、監視です。あれは風呂で寝るから溺れると危険が危ないので。
おねえを見送った後は、ひたすら自宅を警備します。
ふたりが帰ってくると、トイレ休憩とごはん休憩に入ります。
で、日付変更線すぎてもまだ起きているようであれば、早く寝なさいって言う。

― 人間の睡眠時間まで気を配っているのですね
夜更かしすると次の日寝坊しますので。

― 自宅警備だけではなく、人間の世話までするはなくろさん。第二回インタビューにご期待下さい。

―自宅警備員はなくろさんの素顔にせまる、スペシャルインタビュー第二回。今回は、個人的なおはなしもうかがってみたいとおもいます。

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個人的なおはなし。

― いつもたべているカリカリとか。
カリカリですか。
もともとは外ッ子だったので、何でも食べました。あんぱんの周りとか。
でも、おにいと暮らすようになって、もっとたんぱくしつをたべろということになって。
自宅警備はカラダが資本ですから。

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― タンパク質は大切ですよね。
そんなわけでカリカリメインで。
一時期シーバにはまりましたが、最近はライト系が多いです。「おなかがたるん」だそうなので。

― チャームポイントという話もあります。
そうですね。ペンギンはここでたまごをあたためるそうです。自分にもできるかもしれない。

― 猫草についてはどうでしょうか。
おにいとおねえが定期的にサイバイしています。紙袋に入っています。
以前は土だったのですが、自分がこぼして大惨事になったのでやめたというはなし。
ねこくさはよいものです。ぴんぴんのも好きですが、終わりかけのだらしないのも妙な味わいがあります。
すっかり枯れると、おねえが「枯れ草の中のとっとこ遊び」をはじめるのでそれもまた趣があります。

― 一回で二度美味しいのですね
自分は口が小さいので、がんばっても3本までしか同時に食べれないのが難点です。おねえの実家のコウヘイ兄ちゃんは12本くらいまとめて食べます。ちょっとズルイ。

― ねこくさ一気食いに情熱をかけるはなくろさん。「コウヘイ兄ちゃん」との関係はいかに!? 長くなってきたので次回に続く。

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