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はなくろさんのいとこたちはやがて我が家に来なくなり、はなくろさんの兄弟も死んでしまったりいなくなったりで、結局のところ、はなくろさんはひとりぼっちになってしまった。

半年先に生まれていた、シロの子供たち(はなくろさんのおじさんおばさんにあたる)は、はなくろさんと転げまわって遊ぶには、少々大きくなりすぎていた。

こうして、はなくろさんは「なんとなく一人で過ごす猫」になった。

 

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ひとりでふらーっとやってきて、ご飯を食べ、一人で昼寝をし、一人でまたどこかへ消えてゆく。

 

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人見知りはそこそこするものの、好奇心は旺盛。
網戸を外側からがっしがっし登るのが好きな猫に育った。
「鼻のあたりが黒い」という理由で、我々が『はなくろ』という名前で呼び始めたのもこのころだ。

はなくろさんは、人間に触られるのが嫌いだった。
触ろうとすると光の速さで逃げるのだった。
まだ幼さの残る猫をさわりたいなーと思っていた私はいつも猫毛一本も触れないでがっかりするのだった。

 

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だが、カーテンを登って遊んでいるときは、裏側から触ってもまったく気付かないのであった。
母が喜んでよく触っていたのだった。

まだまだつづく。


実家の玄関先で、姉妹の猫がいろいろ入り混じりな子育てを始めた。

子猫は全部で5匹だったと思う。
はなくろさんのきょうだいが計3匹。いとこが2匹。
シロ以外はほとんど慣れていないので、窓ガラス越しにそーっと覗く毎日が続いた。

 

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段ボールの後ろや横には、猫穴をあけておいたので、仔猫たちはそこから好き勝手に出入りした。
玄関から人が出入りするたびに、後ろの猫穴から脱出した。
親猫が不在の時は、こっそりさわってみるのだが、速効起きて後ろの猫穴から逃げるのだった。

 

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「見るだけ」の生活が続く。なかなかじれったいのだ。

 

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こちらは手乗りサイズのはなくろさん。
何度猫さらいしちゃおうかと思ったことか…
当時はすでに自宅内には猫が数匹いたため、はなくろさん達を家猫にするのをかなり迷っていた。
そして、迷っている間に母猫たちは2回目の引っ越しをしてしまったのである。
玄関の段ボールは無人となり、仔猫たちも姿を消した。

 

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しばらくして、一家は再び実家にやってくるようになった。
が、姿を見なかった2週間ほどの間に、はなくろさんはえらい気合いの入った顔の猫にそだっていたのである。

 

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今日は、はなくろさんの生い立ち。

 

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「猫をよろしく」
そう言い残して、隣人が2匹の猫を残しあわただしく引っ越していったのは、確か1991年のことだ。
猫が何を食べるのか?猫の意思表示はどのように行われるのか?
まったくわからないことだらけのまま、それまで犬派だった私は、こうして猫との接点をもったのだった。

よろしくたのまれた猫は、半年ほどで200mほど離れたエリアに引っ越してしまった。

だが、野良猫の間で「あの家ではカリカリが出る」と口コミで広まっていたようで、それから数年ものあいだ、猫が足しげく通うようになった。
そして、2000年。ついに定住する猫が現れた。名を「シロ」という。

 

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シロはそれから7年もの間、我が家に住み続けた。

2005年はおかしな年だった。
シロの娘が姉妹そろって子猫を産んだ。
実家の玄関先には段ボールが常時置いてあったのだが、その中でまず姉猫が子猫を産み、育てていた。
半月ほどおくれて、妹猫も子供を産んだのだが、産んですぐに同じ箱の中に子猫を運んできた。
せまい箱の中で、二匹の猫がぎゅうぎゅうで子猫に乳を与えているのが見えた。

 

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(左端の、靴下をはいているのがはなくろさん)

 

なにしろ箱がせまいものだから、お互いに踏んだり踏まれたりな状態で子育てをしていた。
子猫もよくわからないまま、母とおばのおっぱいを交互に吸っていた。
親猫も、よその子のおしりをよくなめていた。

そして、母猫はそのうち
「うちの子ぶんもたのむわ!」
とかわるがわる交替で遊びに出かけるようになったのだ。

 

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(真ん中で手袋をのばしているのがはなくろさん。お母さんはくろちゃん)

 

つづく。

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