以前にも書きましたが、私には自分の子供のように感じていた猫を事故で失った過去があります。
あまりにも大事にしていたから、とても自分を責めました。
食事をとる気がまったくなくなり、睡眠薬を飲まないとよく眠れなかったり、仕事中突然泣き出したり、周りにもわりと迷惑かけていたと思います。
わけもなくずっと手が震えてどうしようもなかった。道で亡くなっている猫をみるのがとてつもなく恐ろしかった。
あの子が死んだ時のことを思い出すのが、とても苦しくて、辛くて。本当にどうしようもなかったのです。

私は旦那と結婚してからもずっと、はなくろさんのことを「旦那のねこ」と思うようにしていて、すこし距離を置いた関係であろうとしていました。
好きだけど、一番のねこではないといえばよいでしょうか。

生涯本当に自分の猫だと言えるのは、一匹だけ。
コウヘイは、父のねこ。
私のねこは、もう死んでしまった。
私が今後、ほかのねこを好きになったら、あの子は悲しむ。だからもう好きなねこはつくらない。
当時の私は、そんなことを考えていたのです。

一緒に暮らして数ヶ月もたつと、私は苦しくてたまりませんでした。
とても可愛いのだけど、可愛いと思うことは罪なのだと信じていた。それなのにはなくろは私にもなかみちと変わらない態度で接してくれていたから。

ねこであれ犬であれ、その愛し方は純粋でまっすぐです。
(ねこの愛情は、若干不可解な点があることも否めませんが)
私は、かつての私の猫が許してくれないかもしれないと思いながらも、はなくろのその純粋な気持ちに打たれました。
そして、知らない間に私の中でどうしようもないくらい大きな存在になっていたことにも気付いたのです。

 

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虫のいい話かもしれません。
けれど、ねこに順位をつけるよりも、みんな一番のねこだと感じるほうが大切に思えました。
あなたが好きよ、と私ははなくろを抱き上げて言いました。
その時、やっと家族になれたような気がしたのです。

もちろん、かつての私の一番のねこのことも忘れたわけではありません。
私の心の奥底には、いつもあの子がいますし、毎年この時期になると切なく思い出します。

 

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2005年の今日、あの子は1歳と2カ月でこの世を去りました。
名前は、なぐら、といいます。

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